難民問題その後 13

去年の11月後半ごろから年末にかけてはクリスマス関係の話題が多くなり、ウィーンのクリスマスの空気を少しでもお伝えできたかなと思います。

クリスマス時期の週末、そして年末から年始にかけてのウィーンは例年以上の混雑で・・・というよりも毎年混雑の度合いが高くなってきているように感じます・・・観光も大変でした。

 

さて、今日は解決することがない難民問題のその後について状況を簡単にまとめておきます。

難民申請中の彼らもオーストリアで年越しをしたでしょう。

 

去年2018年の1月~9月に関しての統計を見ると、明らかに難民の流れは大きく減少していて、数から言えば終わったとされています。

この期間に来た難民数は10.413で、2017年と比べると46.3%の減少です。

年の終わりまででは14.000ぐらいということになり、2015年に難民問題が大きく取り上げられた時は90.000でしたからいかに減少してきたかがわかります。

しかし、国内では難民申請をしたその処理・・・つまり難民と認めるか、強制送還をするかが30.000件あり、47.183人がオーストリア政府からの補助で生活をしながら結果を待っています。

この費用も膨大なものがあり、その辺は難民問題その後11を御覧下さい。

 

右の表を御覧下さい。

シリアが圧倒的に多く、次がアフガニスタンですね。

これを全部足すと前述した10.413人になります。

難民申請をしたからといってオーストリアに残れるわけではありません。

 

申請後はその人物が本当に難民として正当なのか審査が行われ、難民として認められなければ強制送還となります。

 

    難民はどこから来るか?

(2018年1月~9月)

 
シリア   2.590
アフガニスタン 1.570
イラン 834
ロシア 727
イラク 582
その他 4.110

 

毎回書いていますが、難民問題は観光や生活には何の影響もありません。

 

 

 

 

 

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