オーストリアは歴史がある国なので、昔からの伝統や習慣が今にも引き継がれています。
大晦日に行われるBleigießen"(ブライギーセン)とか新年に豚やてんとう虫を贈る習慣などもそのひとすですね。
そのBleigießen"(ブライギーセン)ですが、EUの規制がかなり入り、これから姿を消していくかもしれません。
去年クリスマス後に現れた街中の屋台にはBleigießen"(ブライギーセン)販売している所がほとんどなかったですね。
環境の問題からでしょうか。
そのため鉛ではなく、ワックスで作られた物がかなり流通しています。
とは言いながらもこの習慣がなくなることはないでしょう。
さて、その2018年の年末は例年通り、ウィーンの街で年を越そうと世界から多くの皆さんが訪れ、街中の主な観光スポットは物凄い混雑状況でした。
こちらはお馴染みシェーンブルン宮殿のInfoセンターで宮殿正門から入ってすぐ左側にある建物です。
シェーンブルン宮殿の宮殿内部を観光する方は誰もが最初にここに来てチケットを購入したり、パスをスキャンさせたりします。
ここには5つの一般用の窓口と、国家ガイドと観光する場合の専用の窓口が設置されています。
御覧のように長蛇の列です。
奥に窓口があります。
ここは年間を通して頻繁に行列ができますが、この前の年末の時の混雑は異例の大混雑でした。
上の写真を御覧下さい。
1枚目の写真と同じ時間帯の外の物凄い行列です。インフォセンターの内部が混雑することはよくありますが、入場チケットを買う行列が外まで、しかもこれだけの長さになっているのは初めてかもしれません。
正門から入ったこの前庭の空間を行列が完全に塞いでいます。
さらに行列はカーブをしてもっと続いていました。
シェーンブルン宮殿の係りによれば入場まで3時間ぐらいはかかるだろうということでした。
これは12月28日 12:30 頃です。