ウィーンのちょっと珍しいアングル 62

前回のウィーンのちょっと珍しいアングル61では、レッカー移動のまさにその時とメルクのメイン通りを話題にしました。

今日はウィーンと郊外からです。

 

こちらは何が珍しいアングルなのかよくわかりませんね。

奥の方をよく見て下さい。

何か水平に大きく広がっているのがわかります。

これはブルゲンラント州にNeusiedler See (ノイジードラー湖)です。面積は320km²もあり、中央ヨーロッパで最大のステップ湖で縦に細長い形をしていて長さ36km、幅14kmですが、もちろん綺麗な長方形をしているわけではありません。

この湖はオーストリアだけではなくハンガリー領にも渡っていますが、230km²がオーストリア領で世界遺産にも登録されています。

Neusiedler Seeの大きさがわかる眺めは限られた場所からしかなく、そういう意味でここからの眺めは珍しいです。

 

 

こちらはどこでしょうか。

奥の方にはウィーンのシンボルのひとつであるシュテファン大聖堂が見えています。

ここはドナウ運河沿いの遊歩道です。

ウィーンを流れるドナウ河は本流、新ドナウ、旧ドナウ、運河と大きく4つあります。ドナウ運河はNußdorfのドナウ本流から枝分かれして街の中心近くを流れ、やがてPraterspitzと呼ばれる2区と11区の境からまた本流に入ります。

 

通常の水準よりも低い位置からシュテファン大聖堂をはっきり眺められる場所は限られています。

ここからだと旧市街に向かっての障害がありません。

 

 

 

 

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