ウィーンは荘厳な建造物が多く建ち並ぶ優雅で上品な街であり、現在でもかつての帝国の都を十分感じさせてくれます。
しかし、ウィーンを離れると長閑な美しい風景が広がっているのがオーストリアです。
オーストリアはヨーロッパアルプスが横たわっている国のひとつで、このアルプスがあるおかげで多くの谷が形成され、そこに美しい街が点在しています。
そのアルプスの中には、多くの川が流れ、氷河から形成された美しい湖が多くあります。
ザルツカンマーグートは私の大好きなアルプスの湖水地帯で、個性ある美しい街が多くあります。
もう何回も書いていますが、個人的にはザルツカンマーグートではSt.Wolfgangが一番好きです。
先日はSchafbergからの眺めを紹介しました。
さて、氷河の湖と言えばザルツカンマーグートだけではなく、クラーゲンフルトにあるWörthersee(ヴェルター湖)もSt.Wolfgangほどではありませんが、大好きですね。(笑)
ヴェルター湖はケルンテン州の州都クラーゲンフルトから西側に4km程離れた所にあり、東西に細長い湖です。
標高439m,面積19.39km²,長さ16.5km,幅1.7km,最深85m、一周42kmで、オーストリアだけでなく、ヨーロッパでも人気ある避暑地のひとつで、ブラームスやマーラーも滞在しています。
氷河で形成された湖にもかかわらず、水温が高いことが特徴です。
奥に見えているのはPyramiedenkogel (ピュラミーデンコーゲル)という標高850mの山で、そこからの眺めも素晴らしいものがあります。
上のWörtherseeの写真はこのSeehotel Porciaの部屋から撮影したものです。
右上の写真も部屋からの眺めです。
今年の8月にここに宿泊しました。
湖畔の別荘のような感じで、ちょっと宮殿風です。
Wörtherseeに面していてテラスがとても素敵です。
そこから湖に入って泳ぐことができます。
この時地元の人が船でここに入って来て、ちょっとしたパーティーが開かれていました。
ここに滞在した2週間後に、今度は自分の車で家族とこのホテルの前を通過しました。