ウィーンの公共交通機関はよく発達していて、世界でも5本指に入る営業距離数を持っています。
地下鉄 (U-BAHN)、路面電車(STRASSENBAHN)、路線バス(AUTOBUS)がウィーン市交通局の運営で、国鉄(SCHNELLBAHN)もウィーン市内であれば共通券で乗れるシステムになっています。
公共交通機関はウィーン市民の重要な足であると同時に、観光で訪れる方々にとっても必要不可欠でしょう。
ウィーンを歩けば街の景観に合った路面電車がたくさん走っているのが見られます。
これだけ見てもウィーンを感じますね。
今日はこのウィーンの公共交通機関についての様々なデータをまとめてみましょう。
以下のデータはウィーン市交通局が公に公開しているもので、地下鉄、路面電車、路線バスが対象で、国鉄は含まれていません。
ウィーン市全ての路線数 | 161 |
車庫数(検車区) | 10 |
停留所の数 | 5.359 |
営業総距離数 | 1.149.1km |
1路線を1区間とした路線総距離数 | 263km |
線路の総距離 | 670.30km |
気動車の数 | 1.283台 |
客車の数 | 286台 |
バス台数 | 469台 |
座席数の総数 | 267.745 |
乗客数 | 961.700.000人 |
1日の乗客数 | 2.630.000人 |
ウィーン市は415km²、23区から成り立ち187万の人口があります。
かなり広い街であることがわかります。
そのウィーンの街を2017年までで地下鉄、路面電車、路線バスが161路線、1.149.1kmの営業距離数があります。
これだけの数の公共交通機関が毎日活躍しているわけです。
ウィーンに住んでいると、公共交通機関が本当によく網羅されていることを実感します。