ウィーン美術史博物館で先月10月2日からブリューゲル(父)特別展が始まってちょうどひと月経ちました。
来年2019年がブリューゲル(父)没後450年祭にあたり、美術史博物館がこのブリューゲル特別展示会について、"Once in a Lifetime"と言う見出しで大々的に宣伝しています。
ウィーンの美術史博物館はブリューゲル(父)の作品を世界で最も多く所有していて(12~13点)、さらに世界の色々な美術館からの契約を取り付けて、全体の3/4(約30点)の絵画が現在展示されています。
確かに人生で一度だけの大展示会かもしれません。
私もこのひと月の間に仕事で何回も行きましたが、午前と午後の仕事の合間にプライベートでも数回見に行っています。
昨日も高校生のツアーで美術史博物館に行きました。
もちろんブリューゲル(父)展も含まれていました。
昨日はAllerheiligen(万聖節)という祝日であり、今週は長い週末ということもあってか、美術史博物館はかなりの混雑でした。
こちらは昨日の16:30頃の美術史博物館前のチケット売り場です。
この時間でもかなりの行列です。
ここには建物を正面に見て、左と右にチケット売り場が設置されていて、ここで常設展の入場チケットとブリューゲル展のチケットを両方販売しています。
右側の売り場には一般とグループ用の窓口があります。
美術史博物館は本来建物の中にチケット売り場があるのですが、ブリューゲル展の混雑を想定して、そこは閉じられ、外に券売り場が設置されています。
美術史博物館の一般入場料は15ユーロですが、ブリューゲル特別展はさらに5ユーロの特別料金が設定されています。
ブリューゲル(父)特別展を見る場合は、通常の入場券とブリューゲル展の入場券と2枚渡されます。
ブリューゲル展は団体ツアーの場合は事前に予約されるので、その時間に行けばいいですが、一般の場合は窓口で入場時間が決められます。
00~20, 20~40, 40~00の20分ごとの入場時間となっていて、その時間内に入場することになります。
昨日のように混雑している時は、すぐにブリューゲル展に入ることは難しいと思いますので、先に常設展を見ていて、時間が来たらブリューゲル展に入ることになります。
昨日はここのカフェのかなりの長蛇の列でした。
実際ブリューゲル(父)展はどうだったかというと、入場時間と入場者数を制限しているため、かなり混雑していましたが、全ての作品をちゃんと見の前で鑑賞できます。
日本ではあり得ないことだと思います。