ウィーンに来たら是非、100年以上も続いている伝統あるカフェにも足を運びたいです。
ウィーンカフェハウス文化は無形文化遺産にも登録されていて、カフェは生活に密着しています。
ガイドブックにも色々なカフェが紹介されていますが、写真と文章でしかイメージできません。
実際にカフェハウス入って見ると、独自の時間が流れていることを感じます。
色々なカフェに行ってると、店内の雰囲気がいいカフェ、ケーキが美味しいカフェ、長居したくなるカフェ、食事が美味しいカフェ、観光客主体となっているカフェ、逆に地元の人が多く来るカフェ...様々な空気を感じ取ることができます。
私もその時の気分で色々なカフェに足を運んでいます。
個人的に常連となっているカフェは、雰囲気が良くて食事も美味しいSperl (シュペルル) とケーキが美味しいハイナーです。
ハイナーで最も多く食べたのがこのBeeren Omelette(ベーレン オムレッテ)です。
Beereはベリーで"ベリーのオムレツ"なんていうケーキです。
おいしい生クリームの中に、ラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリーの3種類が散りばめられていて、それがまるでオムレツのように生地でくるまれています。
口の中に広がる3種類のベリーの味とクリームの絶妙なハーモニー、そしてスポンジケーキが全体を支えます。
スポンジケーキには薄くオレンジが使われていて、ベリーとの相性もピッタリです。
クリームはしつこくなくあっさりしています。
写真に見られるコーヒーはメランジェで、地元で一番多く飲まれているでしょうか。
そういう意味でこれをウィーンナーコーヒーと呼んでもいいと思います。
10月初旬にこれを食べて、まもなく店頭から消えましたから、今年最後のBeeren Omeletteとなりました。
仕事が終わってハイナーのテラスに座りながらケルントナー通りを行き来するたくさんの人を眺めながらこのケーキを食べていると精神的に休まりますね。
来年の春に煮は似たようなフォームでイチゴのケーキが出るので、それも楽しみです。