ウィーンはまた日中23℃ぐらいと暖かく、青空が広がる日が続いています。
個人的には半袖で十分で、気持ちよく仕事をしています。
青空が広がると街もより美しく見えて、開放的な気持ちになります。
中心を歩けば多くの人がカフェやレストランにテラスに座っています。
さて、今週3週目を迎えたシルヒャー・シュトゥルムを昨日は団体ツアーの皆様と飲みました。
毎年話題にしているこのシルヒャー・シュトゥルムはこの時期どこにでもあるようなシュトゥルムとは違います。
もう何回も書いていますが、Schilcher Sturm(シルヒャー・シュトゥルム)は同じSturm(シュトゥルム)でも特別なSturmです。
"Schilcher" (シルヒャー)とはオーストリア産の"Blauer Wildbacher"という赤ワインになるぶどうの品種からできたワインの名称です。
特に"Wildbacher"という品種からできたワインは明るい赤色になることからロゼとも言われます。
グラーツを州都とするシュタイヤーマルク州ではロゼのワインが作られることで有名で、"Schilcher" はシュタイヤーマルク産のワインだけに用いられる登録商標です。
そのロゼワインになる途中の発酵中の飲み物ももちろんシュトゥルムと言われますが、特にこの場合のシュトルムは"Schilcher Sturm"(シルヒャー・シュトゥルム)と言われています。
毎度お馴染み、グラーベンのスタンドです。
ここのオーナーのトーマスさんとはもう何年も前から顔なじみです。
実は、一昨日の金曜日の午後、個人のお客様とここでちょっと休憩をしまして、シルヒャー・シュトゥルムを飲みました。
先週と比べると、若干酸味が増したように思えます。
その時にトーマスさんに明日の午後は団体ツアーの皆さんとここを通るから、その時の空気で皆さんに宣伝します・・・と言って別れました。
昨日の午後は25名様の忙しい行程のツアーで、シェーンブルン宮殿の見学を終わった後、シュテファン大聖堂に行く途中、グラーベンに来ました。
事前に皆さんにこの時期しか飲めない、しかもウィーンではあまり飲むことができないシルヒャー・シュトゥルムの話をしたらほとんどの皆さんが飲んでみたいということになってここに寄りました。
右上の写真は皆さんが並んで買っています。
奥にトーマスさんが忙しそうにしています。
昨日は土曜日ということもあって、街中はかなりの人出でした。
このスタンドの簡易テーブルも満席でした。
これを毎年楽しみにしている多くの地元の人が来ています。
私も1杯買って皆さんと立ち飲みしました。
風が気持ちよく吹き抜ける青空が広がるウィーンの街中での1杯は格別でした。