一昨日までは夏のようにいい天気が続き、青空が広がっていましたが、昨日からウィーンはかなり気温が下がり、日中は20℃超えるか超えないかぐらいでもう秋ですね。
ウィーンはかつての帝国の都であり、荘厳な建造物が多く建ち並ぶ上品な街です。
ヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ王朝の居城が長くあり、そのハプスブルグ家の下に神聖ローマ帝国の皇帝やローマ王の称号があったので、ウィーンは皇帝の居城でもあったわけです。
そこで様々なものがウィーンに集まり、色々な分野がリンクされて洗練されていきました。
昔と今が交差する1.870.000の街です。
何気なく観光立国のように見えるオーストリアですが、もちろん観光業は重要であり、オーストリアは"国家公認ガイド"というスタイルを法的に定めていて、ある程度仕事が守られていますが、オーストリアは様々な産業を持っていて、かなりの経済大国です。
さて、ウィーンの街には年間を通して世界から多くの方が訪れます。
観光客が多く集まる所には、それなりの店が多く見られます。
例えばナッシュマルクトはウィーン最大の市場ですが、ここにはお土産屋さんも何軒か入っていますし、地元で有名なケーキのOBERLAAもあります。
ケーキのOBERLAAは、最近こんな所でも見かけました。
こちらは観光でも有名な中央墓地です。
世界にある墓地の中で、ウィーンのこの中央墓地ほど観光化されている墓地はないと思います。
ここはベートーヴェンやシューベルト、ヨハン・シュトラウスなどウィーンで活躍した音楽家が多く眠っていることから音楽ファンの方にとっては聖地でしょう。
さらにこの中央墓地は映画「第三の男」の最初と最後で登場し、ラストシーンの並木道はあまりにも有名です。映画ファンの方が今でも多く訪れます。
私も年間を通してこの中央墓地にはよく行きます。
中央墓地、中央墓地2、中央墓地3、中央墓地4、日本人専用の墓地、中央墓地第2門、映画「第三の男」のラストシーンの並木道、ユーゲントシュティール様式のカール・ボロメウス教会、葬儀博物館なども御覧下さい。
この中央墓地に半年ちょっと前から地元で有名なケーキ屋さんOBERLAAが店を出しています。
上の写真は中央墓地の一番知られた第2門で、ここに観光で来る方はたいていこの門から墓地に入ることになります。
第2門を通るとすぐ右側に気持ち高い所にテラスが作られていますが、ここにOBERLAAが入っています。
正直言って中央墓地とケーキのOBAELAAは全く結びつかなかったですね。
でもよくよく考えてみれば、非常に目の付け所がいいと思います。
墓地ですから地元の方が年間を通して訪れますし、観光客も多く来ます。
墓地と言う性格上、今までカフェやレストランは存在しませんでしたが、ウィーン市が管理する中央墓地は規則が軟らかくなったのでしょうか。
いずれにしてもこの時も結構お客さんが入っていました。
個人的にはハイナーの常連ですが、OBERLAA(オーバーラー)のケーキは美味しいです。