今年2018年はハプスブルグ帝国が崩壊し、オーストリアが民主主義の共和国になって100周年記念の年であり、またヨーロッパで2番目に古い歴史を持つ磁器アウガルテンの300周年記念、オーストリア国立図書館の650周年記念、クリムト、エゴン・シーレ、オットー・ヴァーグナーなどの没後100周年でもあります。
何かと話題性がある年です。
さて、クリムトと言えばウィーンを代表するユーゲント・シュティールの画家で、Der Kuss （接吻）があまりにも有名です。
これがあるのがベルヴェデーレ宮殿のオーストリアギャラリーですが、ここは日に日に入場者が増えていて、混雑する日も多くなりました。
こちらはベルヴェデーレ宮殿上宮そばにあるチケット売り場です。
シェーンブルン宮殿ほどではありませんが、チケットを買う人の行列ができています。
チケットを買う窓口は4つあり、混雑時には4つ全て稼働しますが、それでも追いつかない状況です。
このぐらいの行列ですと、待ち時間は15分～20分ぐらいでしょうか。
ベルヴェデーレ宮殿は上下宮2つの宮殿があり、クリムトチケットという上下宮のコンビチケット、上下宮それぞれの個別、Belvedere21の個別チケットが販売されています。
購入時に多くの人が色々な質問をされるので、それでもまた時間がかかるわけですね。
例えば多い質問ひとつは上宮の入口はどこか・・・チケット売り場は宮殿内ではなく、しかも入口は反対側なのでここからは見えないことが理由でしょうか。
2012年がクリムト生誕150年祭であり、それ以降、一般団体ツアーではウィーン市内観光でここの入場が含まれているのはもう当たり前となりました。
その分、観光が非常に忙しくなって、それぞれのスポットでの滞在時間が短くなるのはとても残念なことです。
いくら行列が出来ていても、シェーンブルン宮殿同様、私のような国家公認ガイドであれば待ち時間はなくすぐチケットを発行してくれます。
個人的にここを訪れる方は、ベルヴェデーレ宮殿のサイトでオンラインチケットを購入するのもありでしょうか。
その場合はここに並ぶ必要はなく、直接入口に行けます。
以下ベルヴェデーレ宮殿のオンラインチケットです。
https://www.belvedere.at/tickets
