ウィーンのちょっと珍しいアングル 59

普段街中を歩く時には自分の視線の高さから見える街並みが当たり前になってしまいますが、ちょっと上を向いた時に気付く壁の装飾や屋根裏部屋の作り、建物の隙間から一瞬見える大聖堂の塔など、高い所から通りを見下ろした時などにが見える街並みなどは普段とは違って新鮮な光景です。

 

前回のウィーンのちょっと珍しいアングル58ではヴァッハウ渓谷St.Michael (ミヒャエル教会)や建物の上層階からの眺めを取り上げました。

今回はウィーン中心部です。

 

こちらはある建物の上層階から眺めています。

ウィーンに詳しい方であれば奥に見える屋根から突き出しているドームがカールス教会かな...と想像することができますし、左に見える神殿程な装飾がある建物がインペリアルホテルかなと思います。
その通りなのですが、これがインペリアルホテルの正面だとすればカールス教会の位置がおかしいことに気付きます。
実はこの部分はインペリアルホテルの正面から見て右横だったんですね。
あまり知られてないかもしれませんが、インペリアルホテルの屋根部分左右にもこの神殿的装飾が施されています。
これは眺めはグランドホテル7階のテラスからの眺めです。
午前中で太陽の光が強いので、ちょと暗いです。

こちらはどこでしょうか?

最初はどこだかわからないかもしれませんが、奥に見えるドームとその奥に山が見えます。

ドームは美術史博物館、奥の山はウィーンの森で、下に見える大通りはリンク道路です。

つまり国立オペラ座のすぐそばということになります。

実はここもグランドホテルの7階からの眺めなのですが、1枚目とは全く違く方向を見ています。

建物の上層部分が見渡せると、街並みが全く違って見えます。

 

 

普段歩く時もちょっと意識をして視線を色々な所にしてみると、多くの発見があります。

 

 

 

 

 

 

 

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