シェーンブルン宮殿に来ると時間によってはPanoramabahn(パノラマバーン)に出会います。
これはシェーンブルン宮殿の庭園内をグロリエッテを含めて1周しているタイヤで地面の上を走るちんちん電車です。
実はここ10年ぐらいからでしょうか。これは色々な街で見られます。
ウィーンでもGrinzingやStammersdorfといったワイン屋さん街、ヴァッハウ渓谷のデュルンシュタインなどでもよく見られます。
似たようなものとしてDonaupark(ドナウ公園)に走っているものも地元では有名です。
こちらはLiliputbahn(リリプットバーン)という地元で親しまれているちんちん電車系列ですが、タイヤで地面の上をはしるわけではなく、ちゃんと線路の上を走ります。
つまりちゃんとした鉄道でドナウ公園内を循環しています。
Liliputbahnはプラター公園にもあり、こちらの方がドナウ公園のよりも歴史があり、„Schaubahn“として1824年から存在していますが、当時は馬車鉄道から始まりました。
現在3.9km、線路幅381mmで活躍しています。
こちらドナウ公園のLiliputbahnは1964年のWiener Internationalen Gartenschau・・・ウィーン国際園芸博覧会の際に作られました。
営業距離数は3.34km、線路幅はプラター公園と同じ381mm、1周約20分です。
駅はDonauturm、Donau-City、Rosenschauの3つです。
2014年はこのLiliputbahnの50周年記念の年でした。
この大きなドナウ公園内を走っていることから、Donauparkbahn(ドナウパルクバーン)とも呼ばれています。