15日間連続で日中の気温が30℃を超えたウィーンで本当に暑かったのですが、昨日の夜から気温が下がり、今日は朝16℃と久しぶりに涼しくなりました。
まだまだ休暇シーズン、ウィーンの街中は開放的な空気が漂い、多くの観光客が歩いています。
さて、暑い時にはドナウ河で泳いだりプールに行ったりするのもいいですが、自然の森も結構涼しいです。
森と言えばウィーンの森でしょうか。
ウィーンの街を3方向から囲む広大なウィーンの森は東京23区の倍以上の広さがあり、ヨーロッパアルプスの一番東側になります。
その一角にはうちがよく行くお気に入りのHagenbachklamm(ハーゲンバッハクラム)があります。
Hegnbachklammは広さ約3850haあるNaturpark EICHENHAIN (アイヒェンハイン)にあります。
ウィーンから車で約30km離れた所に位置し、KlosterneuburgとSt. Andrä-Wördernの間に広がるウィーンの森の中です。
ウィーンの森と言うと観光でも有名ですが、この場所は観光では絶対に来ることがありません。
Hagenbachはここを流れる川の名前で、 その川沿いを歩く約3kmほどのコースです。
Klammとはドイツ語で渓谷ですのでHagenbach渓谷です。
左上の写真は国道14号線側から入るここの入口付近です。
30℃を超える暑い時でも、ここは結構涼しいんですね。
コース内には11個の木の橋が架かっていて、手軽に川の中に入ることもできます。
休憩用のベンチも置かれ、また子供達が遊べる遊び場もコース内に作られています。
時として、川を下に眺めながら細い道を歩く場所もありますが、全体的によく整備され、とても気持ちよく森歩きと自然を楽しむことができます。
ウィーンの森のちょっとした渓谷地です。
橋も何か情緒がありますね。
オーストリアでのハイキングコースを示す標が多く見られます。
ここは1周するハイキングコースではなく、片道3kmと前述したように通り抜けるスタイルですので、入口が2ヵ所あるわけです。
どちらからでもハイキングコースに入れるようになっていますが、車で行った場合、どちらかの駐車場に止めて歩きますので反対側に着いたらまた同じルートで戻って来る必要があります。
それでも飽きることは全くありません。
途中で別のハイキングコースに入ることもできます。
川の水も綺麗で、この時も川に入って遊んでいる地元の子供達がいました。
川のせせらぎが暑さを忘れさせてくれます。
右上の写真は高原の中で遊んでいるような気持ちにさせてくれる遊び場で、サッカー場もあります。
車があれば手軽に行ける所で、うちはよくここに行きます。
このような地元で有名な穴場がオーストリアには数え切れないほど存在しています。