早いもので7月ももうすぐ終わりです。
日本では夏休みに入ったばかりだと思いますが、こちらの夏休みは7月~8月で、しかも年度末になります。
こちらは日本のように4月からではなく、9月から新年度が始まります。
この時期多くの地元の人は子供達の夏休みに合わせてバケーションに出かけます。
仕事上で多くの知り合いがいますが、あ、この人も今休暇を楽しんでいるんだなということがそこらじゅうで聞かれます。
休暇がなければ、仕事もやっていられない・・・と言ったら極端かもしれませんが、こちらでは法的にも堂々と休暇を取ることができますから日本の状況からすると羨ましい限りです。
さて、今日はこの時期の特徴的な花を紹介します。
こちらはドイツ語で
Japanischer Schnurbaum
(ヤパーニシャー・シュヌーアバウム)、
学名ではSophora japonica
(Styphnolobium japonicum)、
日本語ではエンジュです。
マメ科 マメ亜科 、エンジュ属(クララ属)で、落葉性高木です。
原産は中国ですが、日本や韓国に多く見られますが他の地域でも栽培されています。
日本へは仏教伝来と共にやって来たとされていますので歴史がありますね。
このエンジュはこの時期本当に多く見られ、どこにでもあると言っても過言ではありません。
とても高くなるので、民家の庭などではあまり見かけませんが、公園や街路樹に頻繁に見られます。
派手な花が咲くわけではないですが、白く細かい花が大量に咲きますから、遠くからでもすぐにわかります。
地面が黄緑っぽくなっていますが、これは花が散って溜まっています。
開花時期は7月~8月で、高さは25mぐらい、直径70cmぐらいの大木になります。
花の色はクリーム色的白で、遠くから見ると黄緑っぽく見えることも多いです。
蝶のような形の花が30cmぐらいの長さの円錐状にたくさん咲きます。
花の直径は1cm~1.5cmぐらいです。
10月ぐらいまでにはたくさんのエンドウ豆のような豆果を見ることができます。
大気汚染にも強いため、好んで街路樹や公園に多く植えられていますが、逆に民家の庭にはあまり見ることができません。
写真は2018年7月20日15:10頃、クレムスのドナウ河沿いで撮影しました。