7月も3分の2が過ぎました。
ウィーンは休暇シーズンですから、地元の人の多くがバカンスに出かけています。
ということは、ウィーンは地元の人が一番少なくなる時でしょうか。
逆に世界から多くの方がウィーンに訪れます。
毎日観光していると、街中を始め、シェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿では国際色豊かであることがわかります。
仕事中にはオーストリア国家公認ガイドのロゴを付けているので、そのせいか、一般の旅行者が入場場所はどこですかとか、この教会はどこにありますかとか色々なことを聞かれます。
先日は地元オーストリアの人の若い女性がCafé Bräunerhof(カフェ ブロイナーホーフ)はどう行けばいいでしょうかと聞かれました。
地元の人でもウィーンに住んでいなければ、細かい所はわかりませんね。
さて、世界から多くの観光客がウィーンに来るのはありがたいのですが、芝生に立ち入りしたりとか、レンタサイクルで庭園を走ったりなどマナーの悪さが目立っています。
これは私もシェーンブルン宮殿などでもよく目にしました。
実際に丁寧に注意をすることもよくあります。
旅行者の皆さんは悪気がないですから、すぐに理解してくれます。
そんなことをたまに思い出しながら仕事をしていたら、ベルヴェデーレ宮殿の入口に突然禁止標識が立てられました。
こちらはベルヴェデーレ宮殿の上宮が正面に見える入口です。
ここに突然このような禁止標識が置かれました。
7月12日の朝、ここから9:00に仕事が始まる予定でしたが、結果的にグループの皆さんの到着が25分も遅れました。
前日もここに来たので、記憶では確かこれはまだなかったはずです。
こちらはGürtelという交通量の多い大通りに面していて、団体ツアーの大型バスは必ずこちらで乗降します。
中央駅もすぐそばにあるので、個人の皆さんも多くここから入ります。
3つの禁止標識が金属製のパネルのようなものに貼られています。
左から芝生への立ち入り禁止、自転車禁止、犬禁止です。
芝生と自転車は観光客向けですが、犬は地元の人向けでしょうか。
ベルヴェデーレ宮殿の庭園で、犬を連れている人はあまり見たことがありませんが、それでも例があるのでしょう。
正面の門を抜けると、すぐ目の前に道を塞ぐかのようにこの禁止標識が置かれていますので見逃すことは絶対にありません。
芝生に入る人や自転車乗る人が多かったので、ちょっと・・・と思っていましたが、やはりベルヴェデーレ宮殿もそれを感じていました。