市庁舎のフィルムフェスティバル(2018年)

休暇シーズンのウィーンはいつもとちょっと空気が違います。

多くの地元の人は色々な所にバカンスに出かけますので、この時期のウィーンは地元の人が一番少なくなる時でしょう。

しかし、ヨーロッパや世界、もちろん日本からも多くの観光客の皆さんがウィーンを訪れています。

街中を観光していると、色々な国の人が見られますね。

国立オペラ座や楽友協会の演奏会は休暇シーズンですからお休みになり、また9月から新年度が始まります。

 

さて、いわゆる音楽の都ウィーンも休暇シーズンとなるわけですが、そんな時期でも歴代の名演奏を無料で楽しめる市庁舎のフィルムフェスティバルもお勧めです。

 

この市庁舎のフィルムフェスティバルは、1991年から始まって、今年で28回目を迎え、この時期にはなくてはならない存在となっています。

市庁舎広場には26の屋台が並んでいて、このフィルムフェスティバル期間の11:00~24:00まで営業しています。

上演中はもちろんのこと、昼食でも、夕食でも、また仕事終わりに軽く一杯・・・なんて感じで気軽に立ち寄れる空間です。

実際に私は、昨日、この市庁舎のRathaukellerで午前中の仕事が終わって、次の仕事まで30分の時間しかありませんでした。

昼食抜きでの午後の仕事はとてもきついので、この市庁舎前の広場にある屋台で急いで昼食を食べました。

何を食べたと思いますか?・・・・インドカレーを食べました。

 

ゴシック様式が美しい市庁舎の前には300m²の大スクリーンが設置され、6月30日~9月2日まで、日没から色々な名演奏を楽しむことができます。

毎日違ったプログラムでしかも無料ですから信じられません。

初日6月30日は2017年のウィーンフィルニューイヤーコンサートの指揮をしたGustavo Dudamel(グスターヴォ・ドゥダメル)さんのラ・ボエーム、翌日7月1日はバーンスタインのベートーヴェン第9交響曲、7月6日はモダンダンスPLAY、

7月22日は今年のニューイヤーコンサート、分野もクラッシックだけでなくオペラ、ポップ、ジャズと幅広く、と魅力的な内容が目白押しです。

 


 

大スクリーンの前にはアリーナも設置されていて、客席総数は5.200です。

オープンエアですから、コンサートホールの収容人数の倍以上です。

後ろに向かって一列ずつ高くなる段構造となっているので、どこからでも快適に見ることができます。

右上の写真は市庁舎を背にしての光景で、多くの屋台が並び、中央部分にはたくさんの席が設けられています。

奥に見えるのはブルク劇場です。

ウィーンらしくて、開放的でいいですね~。

リンク道路に面した広場の入口には毎日の内容が詳細に架かれた小冊子が無料で置かれていますので、忘れずにお取り下さい。

 

この時期ウィーンに滞在されている方は覗いてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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