ウィーンによく見られるこの時期の花 230(ルスティフィナ)

ウィーンは休暇シーズンに突入しました。

こちらは9月から新年度が始まりますので、6月29日の金曜日が学校最後の日で、子供達は成績表をもらって、楽しみにしていたFerien(フェーリエン)という2ヵ月の休みです。

この時期は親御さんも休みをとってバカンスを楽しみます。

ウィーンは年間を通して、地元の人が一番少なくなる時期でしょうか。

逆にヨーロッパから、世界から多くの人がウィーンを訪れますし、もちろん日本からも多くの方がウィーンに来てくれます。

お陰様でいつも忙しいです!

シェーンブルン宮殿も行く度に感じますが、本当に混雑しています。

 

さて、この時期限られた花しか咲いていませんが、今日は特徴的でポピュラーな花を紹介します。

 

こちらの写真に咲いている花が見えますか?

よく見ると細長い赤い花がたくさん咲いています。

 

こちらはドイツ語でEssigbaum

 

 (エッスィヒバウム)

 

学名ではRhus typhina,

 

日本語ではラテン語そのままのルスティフィナで

いいと思います。

ウルシ科のウルシ属です。

 

 

 

原産は北アメリカ東部で、ヨーロッパではすでに17世紀から植えられていたことが確認されています。

 


 

高さは3m~5mぐらいで、開花時期は6月~7月です。

 

葉は30cm~60cm,11枚~31枚あり、花は20cmぐらいの細長い三角錐のような形で、そこには細かくたくさんのブラシのような花を咲かせますが、これは遠くからでは見ることができません。

 

秋になると葉はとても綺麗に紅葉します。

 

 

 

 

このルスティフィナは紅葉が美しいことからこちらでは観賞用として庭などに好まれて植えられています。

 

写真は2018年6月24日 14:15頃、WeinviertelのNexingで撮影しました。

野生で生育しているように見えますが、おそらく誰かがここに植えたと思われます。

 

 

 

 

 

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