昨日からかなり涼しくなり、街中では上着を着ている人が多いです。
10℃~15℃ぐらい気温が下がりました。
さて、ウィーンの街を高い所から見るにはプラター公園の大観覧車やカーレンベルクなのがすぐに思い浮かびます。個人的にはHaus des Meeresからの眺めは素晴らしいと思います。
一番手っ取り早いのはシュテファン大聖堂の塔に上ることだと思います。
シュテファン大聖堂はウィーンの中心にありますので、移動にも時間がかかりません。
シュテファン大聖堂には大聖堂のシンボル的な南の塔とその反対側にある北の塔と両方上ることができます。
約137mある南の塔は螺旋階段で、未完成の北の塔はエレベーターで上ることができます。
どちらも眺めは素晴らしく、両方お勧めです。
巨大な屋根がせり立っているので、同じ眺めでは南塔と北塔では違っています。
体力を使わないことを考えればエレベーターの方が楽でしょうか。
団体ツアーではエレベーターで上ることがほとんどです。
北塔に上るエレベーターはシュテファン大聖堂の中に入り、一番左の側廊を奥に進んでいくと、左側に小さな空間があり、そこに係がいます。
このエレベーターは2016年に新しくなりました。
このエレベーターを降りると、目の前に巨大なモザイク的な屋根がせり立っています。
下から見るとのは全く違い、物凄い急角度であることがわかります。
この場所は北塔の周りをほぼ1周できるようになっていて、迫力ある屋根だけではなく、ウィーンの街並みを楽しむことができます。
60mの高さなのですが、ここに来るとそれ以上に感じます。
また、オーストリア最大の鐘"プンメリン"が見られるのもここです。
シュテファン大聖堂界隈の建物の中庭も上から見ることがき、普通に歩いていたら見当もつかない構造が見られます。
巨大な屋根に使われている屋根瓦は1枚がかなり細長く、1枚1枚丹念に取り付けられています。
1枚が2.5kgもあり、大聖堂の南側、北側と全部で23万枚も使われています。
しかもこの屋根の角度は80度です。
ウィーンの街並み、大聖堂の巨大な屋根、プンメリンと見所が多いこの場所は昼のミサの最中でも上ることができます。
ミサ中の大聖堂の内部見学はできませんが、エレベーターは動いています。
是非上って下さい!