昨日の夜にGewitterが来て、今日から涼しくなりました。
気温が10℃は違います。
今年は6月5日に初めて30℃を超え、昨日まで30℃を超えた日が4日しかありませんが、27℃~30℃ぐらいの日がずっと続いて暑い日が多いです。
さて、ウィーンで演奏会に行こうと思うと多くの可能性があります。
楽友協会やコンツェルトハウスで毎日のように演奏会が、また国立オペラ座や国民歌劇場でも毎日異なったオペラやオペレッタを楽しむことができます。
さらに観光客の皆さんが手軽に楽しめる質のいいワルツコンサートや教会でのコンサートなど数えると切りがありません。
所でモーツァルトが生まれたザルツブルクでもザルツブルク音楽祭や復活祭音楽祭などは世界的に知られています。
それ以外でもやはり手軽に行ける小規模なコンサートもいくつかありますが、今日はそのひとつにちょっと触れてみましょう。
こちらはFestungskonzertで、ザルツブルクのシンボル的なホーエンザルツブルク城の一角で開かれています。
ここではSalzburger Mozart EnsembleとMozart Kammerorchesterが定期的に曜日交代で演奏しています。
写真ではMozart Kammerorchesterで、弦楽四重にピアノという編成です。
ここはホーエンザルツブルクルツ城を見学する時に見られる 歴史的な空間Fürstenzimmer (フュルステンツィンマー)です。FürstenzimmerはFürstensaal・・・別名Goldener Saal(黄金の間)とGoldene Stubeの2部屋ガラ成り立っていて、ザルツブルク城の3階(日本だと4階)に位置し、この空間は1502年以来変わっていない当時の姿です。
このGoldener Saalの舞台部分は4本のねじれた柱が印象的です。
これはアドネット産の大理石で作られていて、高さ20mあります。
天井はラピスラズリが使用され、多くの歴代大司教の紋章が見られます。
金メッキされた鋲がたくさんありますが、これは夜を表しています。
写真ではMozart Kammerorchesterですが、個人的にはチェロ奏者が力が入りすぎて倍音が聞こえてくるのが残念です。
ピアノ奏者も気持ちが入っているのですが、かなり雑な印象があります。
私は数回ここで聞いていますが、毎回同じ印象を持っています。
演奏の質ではあまりお勧めできませんが、ここは高い所にあるので、ここからの夜景が素敵です。
以下Festungskonzertのサイトで、演奏会の日程などを確認できます。
https://www.salzburghighlights.at/de/Mozart-Konzerte