ウィーンによく見られるこの時期の花 226(アメリカキササゲ)

毎日夏のように暑いウィーンです。

いや、実際は夏です。

でも昨日は久しぶりに朝から曇った感じで、湿気はかなり感じましたがちょっと涼しく感じました。

でもシェーンブルン宮殿の中はいつもよりもかんり湿気があったと思います。

今年は春があってなかったような印象です。

3月は10℃に達しない中途半端に寒く感じる日が多く、植物などを見るとその時期は若干遅めに咲いたような気がしますが、4月中旬ぐらいからは逆にいつもよりも早く花が咲き始めました。

毎日のようにウィーンの街中を歩いたり、バスで観光していると同じ場所を頻繁に通りますね。

え、これがもうここでは咲いているの?・・・去年と比べるとかなり早いな~なんていうことが見えてきます。

ウィーンも広い街ですから、中心では咲いていても、ちょっと離れるとまだつぼみが多いこともよくあります。

 

今日はこの時期によく見られる印象的な花です。

 

 

こちらはドイツ語で

Trompetenbaum

(トロンペーテンバウム),

学名ではCatalpa bignonioides,

日本ではアメリカキササゲ

(アメリカ木大角豆)です。

 

ノウゼンカズラ科のキササゲ属で、落葉高木です。

原産は北アメリカの南東で、ヨーロッパには18世紀の前半1726年にイギリスの自然歴史家のMark Catesbyよってもたらされました。

日本には明治時代末期に入って来たそうです。

 

乳白色の白い特徴的な形の花をたくさん咲かせ、背丈もかなり高くなることから遠くからでもよく目立ちます。

ドイツ語の名前である"Trompeten"はトランペットという意味で、花がラッパの形のような釣鐘状になっています。

また実である細長い莢(さや)がぶら下がっているのも特徴です。

 

 


 

開花時期は6月~7月で、何となくマロニエを思わせるかのように、垂直上に3cm~5cmぐらいの釣鐘型の白い花をたくさん咲かせます。

でも近くで見るとわかりますが、色合いは白のマロニエのようですが、マロニエとは全く違う形をしています。全体の高さ20mぐらいまでになり、葉は10cm~20cmで幅が広いハート型です。

近縁種のキササゲよりこちらの方が花が大きく、美しいと思います。

花弁の内側には黄色のすじと紫色の斑点があります。

葉、樹皮、果実は薬用にも利用されます。

 

1枚目と左上の写真は2018年5月31日9:20頃、Schweizergartenでの撮影です。

右上の写真は2018年6月9日8:20頃、ウィーン西駅界隈のLangauergasseで撮影しました。

 

 

 

 

 

にほんブログ村に登録させて頂いております。

是非下記バナークリックをお願い致します。

とても励みになります! (^▽^)


にほんブログ村 海外生活ブログ オーストリア情報へ
にほんブログ村