ウィーンは毎日30℃近くの暑い日が続いています。
温暖化のせいもあり、ウィーンらしくない湿気を多く感じる日が増えていると思います。
日本のジト~っとする暑さを思い出しますね。
春が中途半端でいきなり夏になったような気候です。
仕事柄大型バスで観光することが多く、ガイド席に直射日光が当たると物凄く暑く感じます。
日差しが年々強くなっているように感じるのは気のせいでしょうか。
さて、今日はおよそ2年ぶりに花のねこを紹介します。
この時期の花のねこはどうなっていたでしょうか?
この花のねこはBlumenkatze(ブルーメンカッツェ)と呼ばれていますが、正式にはPRASKATZ (プラスカッツ)といいます。
この素敵な花のねこがある場所は、PRASKAC Pflanzenland Tulln(プラスカス プフランツェンラント)地元で有名なガーデンショップです。
場所はウィーンから約40km離れたTulln(トゥルン)にあります。
ちなみにこの街はエゴン・シーレが生まれた街です。
植物庭園的なこのショップはTullnの中心から離れた一角にあり、15.000m²の店の広さ、2500以上の様々な植物を栽培し、その場でもちろん購入できますし、カタログ購入も可能です。
植物だけでなく、ガーデニング関係の物や石、灯篭、庭に置く椅子やテーブルなども販売しています。
うちはここの常連で、よく出かけます。
PRASKAC はこの花のねこを最初から作る計画をしていました。
当初は紙でプランを考え、その後に合計12トンにもおよぶ鋼鉄をねこのフォームに組み立てました。
高さ約9mの骨組みに、12.000の花を飾り、猫の形を形成しています。
この猫のデザインに地元子供達の募集が行われ、100のアイデアを参考にして生まれたそうです。
たくさんの花が飾られているわけですが、もちろんその花が必要な水が与えられるように水まわりも中に設置されています。
2008年5月22日に低部オーストリア州の州知事立会いのもと序幕セレモニーが行われ、大変な賑わいでした。
この花のねこの骨組みは変わりませんが、ここに飾られる花や色が毎年違います。
こんなに大きな花のねこは他ではまず見ることができません。