ウィーンによく見られるこの時期の花 223(セイヨウバイカウツギ)

日中の気温が30℃に達しないぐらいの暑い日が多いです。

日差しが強いですから、太陽の下にいると20℃ちょっとでもかなり暑く感じます。

朝、夕はとても気持ちよく爽やかです。

夕と言っても今は日が長く、21:00ぐらいでもまだ少し明るいですから、日が沈まないうちは暑く感じますね。

 

さて、色々な花が咲いていましたが、5月も終わりになると咲いている花もかなり限られて来ます。

その代わり、ウィーンの街はより緑が多くなります。

今日はこの時期に多くの場所で見られる花をお届けします。

 

こちらはドイツ語で、Pfeifenstrauch

(プファイフェンシュトラウホ)、

学名でPhiladelphus coronarius,

日本ではおそらくバイカウツギとか

サツマウツギと呼ばれています。

 

アジサイ科のバイカウツギ属で、落葉性低木です。

 

原産は南東ヨーロッパやイタリアで、日本でも本州~九州の山地で自生しているということです。

バイカウツギを漢字で書くと

「梅花空木」で、花の形が梅に似ているということからだそうです。

 

日本に見られるのはおそらくPhiladelphus satsumi で、こちらで見られるのは

"Europäischer Pfeifenstrauch"とか"Gewöhnlicher Pfeifenstrauch"と呼ばれていますので、セイヨウバイカウツギとなるでしょうか。

 


 

開花時期は5月~6月で、高さは1m~3mぐらいになります。

1枚目の写真も人間よりはかなり高いものです。

梅の花に似たようですが、花弁は4枚で、直径3cm~4cmぐらいの白い花を咲かせます。

葉は4cm~8cmぐらいで対称的です。

写真に見られるように多くの花を咲かせますので遠くからでもよく目立ちます。

 

観賞用として庭や公園にたくさん植えられています。

野生のものはまれです。

大量の白い花を咲かせるため、とにかく目立ちます。

何といっても夕方に強い香りを出すのが特徴で、そこからこちらでは「ニセジャスミン」

Falscher Jasminとも言われています。

 

写真は2018年5月18日9:45頃Schillerparkで撮影したものです。

 

 

 

 

 

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