今年のこの時期は雨が少なめで、風が強い日も多く、かなり乾燥しています
5月は3日だけ日中の気温が20℃を下回りましたが、後はずっと25℃前後のそれなりに暑い日が多いです。
去年から今年にかけての冬はかなり暖かった気がしますが、3月は10℃を超えない中途半端に寒い日が多かったので、花の咲き方が若干遅れたような印象でしたが、4月終わり頃からは逆に、それからの花はかなり例年よりも早めに咲き始めたようです。
さて、今日のこの花も至る所に無数に見られます。
こちらはドイツ語で
Klatschmohn(クラッチュモーン)、学名でPapaver rhoeas、
日本語ではヒナゲシとかグビジンソウとも呼ばれています。
ケシ科、ケシ属の一年草です。
原産はハッキリわかっていないという説もあるようですが、南、中央ヨーロッパというのが一般的です。
日本へは桃山時代に中国を経由して入って来たそうです。
ちなみに"ケシ"の実から採取される果汁を乾燥させるとアヘン・・・麻薬です。
これはOpium poppyで、こちらでいっぱい咲いているヒナゲシとは違います。Opium poppyはあへん法により栽培が原則的に禁止されています。
開花時期は5月~7月で、高さ30cm~80cmぐらいです。
花の色はオレンジの濃い色、朱色、赤で、生育している環境によって、色の度合いが違いますが、野生のKlatschmohnはこの色しかありません。
園芸品種では、白やピンクなどもあります。
花の直径は5cm~10㎝が一般的でしょうか。
和紙で作った造花のように見える特徴があります。
こちらでは郊外の自然の野原とか、草原、高速道路沿いなどに多く見られ、まとまって生えてる場合や、一本だけポツンと生えている場合と様々です。
写真は2018年5月16日17:15頃、Euro Vero9でサイクリングの途中で撮影しました。