ウィーンはずっと晴天が続いています。
日中の気温が25℃前後で、豊かな緑の街中を適度の風が吹き抜けて本当に気持ちいいです。
公園でのんびりくつろいでいる人の姿が多く見られます。
こちらは日本よりも日差しが強いですから、気温は20℃そこそこでも太陽の下にいればかなりう暑く感じます。
その反面、日陰に行くと快適です。
さて、今日はウィーンで至る所に見られる花をお届けします。
これはドイツ語で
Gewöhnliche Robinie
(ゲヴェーンリヒェ・ロビーニエ)、
学名でRobinia pseudoacacia、
日本語ではニセアカシアです。
ハリエンジュとも呼ばれているでしょうか。
マメ科のハリエンジュ属で、落葉高木です。
原産は北アメリカ東部で、日本には明治5年に渡来しました。
ヨーロッパを始め、色々な所に移植されて野生化しているものも多く見られます。
高さは25mぐらいになり、開花時期は5月~6月です。
白い花がとにかくたくさんぶら下がっていて、フジのように見えます。
右のニセアカシアは2018年5月5日18:00頃、Stammersdorfer Kellergasseで撮影しました。
花全体の大きさは15cm~20cmぐらいでしょうか。
ひとつの花は2cmぐらいでいい香りを放ちます。
葉は3cmぐらいの大きさで、楕円形をしていて、鳥の羽のように左右にいくつも並んでいるので、花が咲いてなくてもそれとわかります。
花が咲いた後に、5つぶほどの豆が入った5cm~15cmぐらいの長さの鞘(さや)がぶらさがります。
ニセアカシアはウィーンを始め、オーストリアの色々な所で見ることができ、街路樹として
植えられていたり、山地で野生化しているものもたくさんあります。
上2枚の写真は2018年5月5日10:40分頃、Botanischer Gartenで撮影しました。