昨日は夜、雷を伴った激しい雨が一時的に降りました。
久しぶりの雨でしたが、予報ではまだまだ日中夏のようないい天気が続きそうです。
5月に入り、ウィーンはすっかり緑に囲まれました。
"森の都"とも言われているウィーンの街を歩けば緑がが多いことがすぐにわかります。
リンク道路沿いには5つも大きな公園がありますので、歩き疲れたらちょっと公園で休んで下さい。
荘厳な建造物はウィーンの豊かな緑に見事に調和しています。
もう咲き終わった花も多くありますが、これから咲く花もたくさんあります。
今日はこちらでよく見られるサクラ系の花をちょっとお届けします。
こちらはドイツ語で
Gewöhnliche Traubenkirsche
(ゲヴェーンリヒェ
トラウベンキルシェ)、
学名ではPrunus padus L.,
日本語ではエゾノウワミズザクラです。
漢字で書くと"蝦夷の上溝桜" です。
落葉性の低木でバラ科のサクラ属で、ヨーロッパ北部やアジア北部に自生するサクラの一種です。
日本では北海道や青森県に見られるようですが、青森県で見つかったのは最近だそうです。
この写真だと日差しが強いこともあって、ちょっと分かりにくいと思いますが、全体的に細長く白い花がたくさん咲いています。
サクラ系は必ず"Prunus"です。遠くから見るとサクラのように見えるベニバスモモもPrunus cerasiferaですね。
開花時期は4月~5月で、枝先にブラシのように20~40のたくさんの白い花をつけます。
花弁は5枚で、2cmぐらいの大きさでしょうか。
花の真ん中は緑色をしています。
高さは10m~15mぐらいです。
葉は卵のような形をしていて、互い違いに生えます。長さは5cm~9cmぐらいで、幅は3cm~7cmぐらいでしょうか。
エゾノウワミズザクラは平地や山地に見られますが、こちらでは公園や街路樹などにも多く植えられていて、うちのすぐ目の前の通りにも数本植えられています。
写真は全て2018年4月19日17:15頃 マルヒフェルト運河で撮影したものです。