ウィーンはここ数日日中の気温は30℃近くまで上がり、真夏のような暑さです。
春が来たかと思えば、突然夏になったような感じで、ちょうどいい気候というのがどうも少ない気がします。
街中の空気は本当に夏のようで開放的ですが、自然を見たら春ですね。
緑が日に日に多くなり、色々な花が咲き始めています。
今年の冬は寒くなかったわりには、花の咲き始めが若干遅いような気がしました。
さて、今日もウィーンの至る所で見られるこの時期の花です。
こちらはドイツ語ではFlieder (フリーダー)、
学名ではSyringa vulgaris、日本語ではライラックとかリラ、紫丁香花(ムラサキハシドイ)などとも呼ばれています。
モクセイ科、ハシドイ属の樹木で、原産はバルカン半島と言われています。
1560年から中央ヨーロッパでは知られ、全体に広がりました。
日本には明治中期に入って来たそうです。
こちらはシェーンブルン宮殿庭園に咲いているもので、2018年4月21日8:40頃の撮影です。
高さは2~6m程で、低木もあれば、小さな木であることもあります。
開花時期は4~5月で、花全体では10cm~20cmぐらい、薄紫、濃い紫、白などがあり、一重咲きもあれば八重咲きあり、強い香りを放ちます。
ライラックは20~25種類程あるそうです。
上の写真は紫のライラックと白のライラックです。
ウィーンでは圧倒的に紫や薄い紫が多く見られますが、白のライラックを好きな方も多いです。
こちらは2018年4月19日 10:15頃 ベルヴェデーレ宮殿で撮影しました。
上の写真はうちの庭に咲いているライラックです。
今年はとても数多く咲きました。
2018年4月24日12:00頃の撮影です。