ここ何日も日中の気温が30℃近くになる暑い日が続きましたが、昨日の夜に強い雨が降り、今日のウィーンは曇りで、雨も降るかもしれません。
連日の暑さから比べると余計に涼しく感じます。
しかし、午後からは太陽が出るということになっています。
さて、先日稀な植物の園芸市について書きましたが、そのような見本市やイヴェントは年間を通して多くあります。
Wiener Kleingarten Messe・・・ウィーンの小さな庭の見本市もそのひとつでちょっと覗いて来ました。
Wiener Kleingarten Messeは4月20日~4月22日の3日間、ヒルシュシュテッテン花壇庭園で行われました。
ヒルシュシュテッテン花壇庭園はBlumengärten Hirschstetten der Stadt Wienというウィーン市が管理する広大な植物庭園で、ウィーン22区にあります。
広さは60.000m²もあり、24の文化小屋、温室、大きなグラスハウス3つ、個性ある庭などもあり、至る所にありとあらゆる植物が植えられています
また子供達のための遊び場や迷路、動物達も飼育されていて実際は花壇庭園と言っても、植物園、動物園、公園がいっしょになっているような所です。
ここはうちのお気に入りのスポットのひとつでよく出かけています。
前回はここの復活祭市を訪れました。
Kleingarten・・・小さな庭というタイトルですが、実際にはガーデニングに関する様々なことを知ることができます。
関係業者が100以上も参加していて、とにかく賑わっていました。
ウィーンは中心部からある程度外側までは集合住宅ばかりですから、庭付きの家は見られません。
しかし、外側の区などには庭付きの家が多く立っていて、個性ある様々な庭が見られます。
庭があるのは理想とされていて、外でお茶を飲んだり、食事を楽しむ人がとにかく多いです。
習慣にひとつと言っても過言ではありません。
街中のカフェ、レストランなどではテラスが出ている所が多いですから、その習慣もうなづけます。
余談ですが、ツアーの皆様と昼食をとる時に、レストラン側が気を利かせてテラスに席を確保してくれていることがあります。
でも多くの皆様は外ではなく、中でくつろぐ方がいいようで、たいていはせっかくですが、中で・・・とレストラン側に断ることが多いです。
私個人的には残念に感じますね。
Kleingartenがテーマとはなっていますが、植物関係だけではなく、ガレージ、セキュリティー関係、デコレーション、日よけなどとにかく色々な分野の業者が自分の専門分野をアピールしていました。
見本市以外の場所では、天気もいいこともあり、たくさんの家族連れの皆さんで賑わっていて、結婚式の準備をしている光景にも出くわしました。
屋台も多く出ていて、ちょっとしたお祭りムードでした。
4月2日に来た時よりも、もっと春に、むしろ夏の空気を感じるこの花壇庭園でした。
右はここのすっかりお馴染みになったパビリオンがある場所ですが、無数のチューリップが咲いていて、とても綺麗でした。
ここに来るといつも入る迷路の塔から見た眺めですが、桜が満開です。
日本のお花見のようなことはしませんが、桜の木の下には多くの人がくつろいでいます。