ここ数日は日中の気温が30℃近くまで上がっている夏のようなウィーンです。
街中も開放感が溢れていて、テラスには多くの人が座って、ウィーンの空気を楽しんでいます。
さて、ウィーンの重要な文化のひとつにカフェハウスがあります。
ウィーンには100年以上も営業しているカフェハウスが多くあり、ウィーンの"カフェハウス文化"は無形文化遺産(immaterielles Kulturerbe)にも登録されています。
伝統的なカフェハウス、ケーキがおいしいカフェ、スタバなどのカフェ・・・ウィーンは色々なカフェが存在していますが、前述したカフェハウス文化はもちろん伝統的なカフェハウスを指します。
でもウィーンの街ではコーヒーが飲める所は全て"カフェ"という名で総称してもいいぐらい多くのカフェが存在しています。
私個人的には伝統もあってケーキがおいしいハイナーの常連となっていて個人的にも仕事でもよく訪れています。
旧市街を徒歩観光している時にお客様から「カフェで座って少し休憩しませんか」と言われます。
その時にはどこにいるかにもよりますが、ハイナーに寄ることが多いですね。
去年7月半ばに男性3人のお客様と旧市街の徒歩観光をした時にハイナーでお茶とケーキの休憩をしました。
テラスに座ってくつろぐのがいい季節になってきました。
ハイナーのテラスはケルントナー通り上に出されていますので、とにかくたくさんの人が行き来しています。そんな雑踏の中で質がいいコーヒーとケーキを楽しむのもまたいいと思います。
この時はテラスは満席でしたが、知り合いのウェイトレスさんが融通を利かせてくれてすぐに席につくことができました。
テラスに流れているのんびりした空気とケルントナー通りの空気の違いを感じるのもおもしろいです。
私を含めて男性4人で座って、4人ともコーヒーとケーキを注文しました。日本だともしかしたらえ~・・・という感じで見られてしまうかもしれませんが、ウィーンでは普通です。
右の写真は4つのカフェと4つのケーキが並んでいますね。
ハイナーは1840年創業で「K.u.K. Hofzuckerbäcker」(カー・ウント・カー ホーフツッカーベッカー)・・・宮廷御用達のケーキ屋さんの称号が与えられていて、現在でもそのロゴをしっかり見ることができます。
歴史あるカフェなのですが、ここは店員は女性で、内装も伝統的なカフェの特徴からはちょっと離れた明るく、やさしい店内の雰囲気となっています。