日中は25℃を超える夏のような暑さが続いているウィーンです。
今日からウィーンの市営プールもオープンするようで、初泳ぎをしようとする人もかなりいると思います。
日差しが強いですから、気温は高くなくても射すような暑さを感じます。
日本と比べると梅雨がなく、湿気が少ないですから日陰に行くと涼しく感じます。
さて、今日はウィーンのちょっと珍しいアングルです。
前回のウィーンのちょっと珍しいアングル54ではウィーン3区にあるHotel Savoyenの高層階からの眺めを話題にしました。
こちらはウィーンのシンボルであるシュテファン大聖堂です。
4年以上前にウィーンのちょっと珍しいアングル10でも同じような角度から見たシュテファン大聖堂を掲載しましたが、今回はそれよりももうちょっと下がった所から見ているので、塔が両脇の建物の真ん中に位置しているのがわかります。
ここから見られるシュテファン大聖堂は個人的に大好きで、ここを通る度に皆さんに御案内しています。
たくさんの建物がかなりの高さで建っている旧市街地ですので、シュテファン大聖堂の塔がどこからでも見られるわけではありません。
ちょっとした建物隙間から突然現れる大聖堂は美しいですね。
こちらはどこでしょうか?
ウィーンに相当詳しい方でもこの場所がどこであるかすぐにはわからないと思います。
教会の塔であることは察しがつき、オーストリアではよく見られるバロック様式です。
バロック様式の塔を持った教会と言うと少し絞られてきますね。
これはウィーン8区にあるピアリステン教会"Maria Treu"です。
ピアリステン教会は名前の通り、ピアリステン修道会のために建てられました。
ピアリステン修道会は、José de Calasanz (1557-1648)によって1617年にローマ教皇から認められ、日本語ではエスコラピオス修道会とも呼ばれています。
この教会は是非機会があれば訪れてみて下さい。
正面から見ると2本の塔が印象的ですが、内部はドーム的空間となっています。
写真は2本の塔の正面から見て左側の塔を下から眺めています。
でも教会の真下からではなく、教会内部左側から教会の外に出られるようになっていて、そこから塔を後ろ側から見ています。
このような眺めも新鮮で面白いです。