ウィーンの街も新緑が多く見られるようになりました。
もう何回も書いてますが、今年の冬はそんなに寒くなかったのですが、日中10℃に達しない中途半端に寒さを感じる日が多くありましたから、若干花の咲き始めが遅いような気がします。
もっともウィーンは広い街ですから、場所によってはもう満開の花あれば、これから咲き始める花もあります。
街中はもうこれがこんなに咲いているのに、うちの庭にあるものはまだだな・・・ということもしょっちゅうあります。
開花時期はある程度決まっていますが、生育している場所の環境の違いなども影響しますね。
さて、今日もウィーンの至る所に見られるポピュラーな花です。
こちらはドイツ語では
Forsythie (フォルスィティエ),
Goldglöckchen
(ゴルトグレックヒェン)
と呼ばれています。
学名ではForsythia、特にこちらで頻繁に見られるのは
Forsythia × intermediaでしょうか。日本語ではレンギョウです。
モクセイ科レンギョウ属の樹木です。
この場合はアイノコレンギョウと言ってもいいかもしれません。
開花時期は3月~4月で、花は4cmぐらいまで、花びらが4枚ありかなり濃い黄色です。
原産は中国で、日本には300年ほど前に薬用として入って来たようです。
写真で見られるようにかなり密集して上に向かって伸びて行き、高さは2~5mぐらいになります。
レンギョウ属の原種はアジアに6種とヨーロッパに1種、また園芸用に交配された雑種もあるそうです。
この時期の春を告げる花として、街中の公園、道路沿い、庭など、多く植えられていて至る所に見ることができます。
写真は2枚共、2018年4月13日10:30頃 市立公園で撮影しました。