先週はOsterferien(オスターフェーリエン・・・復活祭休暇)だったので、学校も休みとなり、地元の皆さんが休暇を楽しみました。
復活祭も終わり、今週火曜日から社会がまた普通に動き出したウィーンです。
日中の気温が15℃前後となり、春を感じる日が多くなってきました。
今年は冬があまり寒くなかったわりには、10℃に達しない中途半端に寒く感じる日が多かったこともあり、春の訪れが若干遅く感じるのは気のせいでしょうか。
でもここ数日ぐらいで一挙に春らしくなると思います。
さて、春が訪れるこの時期にSteiermark-Frühlingという地元でも楽しみにされている毎年恒例の大きなイヴェントがあります。
今日はその模様を少しお伝えします。
Steimark-Frühling (シュタイヤーマルク・フリューリング・・・シュタイヤーマルクの春)は市庁舎の前で毎年4日間開かれます。
今年で22回目を迎えたこのイヴェントはオーストリアのシュタイヤーマルク州を宣伝するもので、シュタイヤーマルク州のそれぞれの地域からの地元の人が自慢の特産物を披露し、シュタイヤーマルク州の文化風土や郷土の味、自然などを紹介します。
今年は昨日の4月5日11:00がオープニングで4月8日までの4日間です。
昨日私は市庁舎で11:00から仕事上の集まりがあり、それが始まるちょっと前から市庁舎前でオープニング前の盛り上がりを見ていました。
平日にもかかわらずオープニング前でもかなりの人がすでに来ていましたね。
会合が終わった後、少し時間をかけて初日のSteierkark-Frühlingを楽しみました。
今日ここに掲載した写真は全部オープニング後、12:30頃の光景です。
Steiermark州の色々な地域からの屋台が並び、この州のありとあらゆる分野を知ることができます。食べ物や飲み物だけでなく、ハイキングや地元の人達のための観光情報などのブースもあって地域別に分かれています。
シュタイヤーマルク州は緑の州とも言われ州都がオーストリアではウィーンの次に人口が多いグラーツで、私個人的にこの街は大好きで、世界遺産にも登録されています。
ウィーンの次に人口が多いと言っても284.000人、Steiermark全体でも1.240.000人ですから、ウィーンの1.870.000の人口よりもずっと少ないわけです。
そういう意味ではいかにウィーンに多くの人が集まっているかわかりますね。
ウィーンの市庁舎前でのこのイヴェントはSteiermarkをアピールし、絶大な経済効果があるわけですね。
Steiermarkと言えばGösserビールですね。
ウィーンでも人気のあるGösserビールは1860年創業の老舗で、Gösserのお馴染みのロゴが見られます。
シュタイヤーマルク州のシンボルと同じ緑です。
初日の昨日は残念ながら青空がほとんど見られない曇りで、日中15℃ぐらいの気温でしたが、この市庁舎前は物凄く盛り上がっていました。
この時期にウィーンに来られた方は是非、ここを訪れてみて下さい。
ウィーンの市庁舎ですが、空気はSteiermarkですよ。
4月7日も市庁舎で仕事が終わりました。
この日は青空が広がるいい天気だったので、その時の様子もここに掲載します。
2018年4月7日12:45頃です。