2月25日の日曜日から今年の冬初めて日中の気温がマイナスとなりました。
それから1週間はずっとマイナスの気温で、今まで暖かかっただけにとても寒く感じました。
この1週間にウィーンに来られた方はウィーンってこんなに寒いのんだ・・・と思われたかもしれませんが、この期間は周辺どこに行っても寒かったと思います。
この寒い時期に学生の皆さんとウィーンの森へ行きました。
団体ツアーの場合は予め観光する場所が決まっている場合がほとんどですから、天気が良かろうと悪かろうと天気に関係なく観光します。
もっとも個人で旅行されても、現地での観光内容は自由に変えられても、旅行日程はたいてい予め決まってますから、天気は運と言うことになりますね。
ウィーンの森に行ったのは3月2日の午前中で、この日は雪がぱらついていて、ウィーンの街中はちょっと白くなり始めていましたが、ウィーンの森はウィーンよりも標高が高いので、真っ白だろうな・・・と思いながらバスを走らせました。
ウィーンの森の観光では、南方面に行くことが多いですね。
見所が点在し、個人で行くにはあまりにも不便だからです。
今回はヨーロッパ最大の地底湖ゼーグロッテ、ハイリゲンクロイツ修道院、ルドルフ皇太子の悲劇のマイヤーリンクの定番3か所見学でした。
高速道路でウィーンを離れた辺りから雪が多くなっていき、学生の皆さんはまるでスキー場に来たみたい・・・と言われてましたが、本当にそんな感じです。
冬のウィーンの森は陽気がいい時とはまるで違って見えます。
こちらはキリスト教ローマカトリックの中でも重要なハイリゲンクロイツ修道院で、ウィーンの森の南ルートではたいてい訪れる所です。
修道院や教会は歴史がありますから、時代に合わせたヨーロッパの建築様式を見るには手っ取り早い場所のひとつです。
このハイリゲンクロイツ修道院は個人では教会内部の柵までしか入ることができず、内部見学するにはここのガイドツアーに参加するか、オーストリア公認ガイドと見学します。
右上の写真は回廊で、シトー修道会のカラーが見られます。
右は修道院の中庭です。
ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロックなど中世~近世のスタイルが勢ぞろいです。
雪のせいか、見学者は私達以外にはほとんどいませんでしたが、数人の修道士と会いました。
私達に笑顔で挨拶をしてくれました。
寒かったこの日ですが、訪れる価値大であった雪化粧のウィーンの森です。