もう何回も書いていますが、今年の冬は去年と比べるととても暖かいです。
逆に言えば去年が寒すぎました。
去年の1月は最高気温が0℃、後は全日マイナスで、-15℃を下回った日もありました。
今年の1月は一度も日中はマイナスになりませんでした。
しかし、今週末日曜日から寒波がやって来るようで、日中もマイナスであるようですから来週は寒そうです。
こちらは外に出よう・・・という意識が強く、散歩をしている人を多く見かけますし、幼稚園や小学校でも外で遊んだり、何かすることは重要であると考えられています。
冬でも散歩している人がとても多いです。
私も仕事では毎日のように歩いています。
主に観光案内をするわけですから、旅行者の皆様と同じように歩いているわけですよね。
大型バスでの観光が多いですが、旧市街などバスが入れない所はもちろん徒歩ですし、シェーンブルン宮殿や美術史博物館のような博物館の中だって結構歩きます。
そういう意味ではオフィスワークとは違った健康な仕事だと思っています。
うちはウィーンでありながらも幸いにして自然が近くにあるので、プライベートでも散歩に行くことが多いです。
天気がいい時は冬でも散歩をしていても気持ちがいいですね。
こちらはこのコーナーですっかりお馴染みとなったMarchfeldkanal・・・マルヒフェルト運河です。
今年の1月29日の午後遅くから2時間半ほどの散歩をした時の様子です。
でも今回はお馴染みなマルヒフェルト運河でも、いつもとは違う所を歩きました。
この辺りを歩くことはうちではあまりないですね。
マルヒフェルト運河は、Niederösterreichから、ウィーンの北側を通り、再びNiederösterreichのRußbachに流れ込んでいる全長約18kmの川のような水路です。
ちなみにRußbachは、Niederösterreich のWeinviertelを流れ、Hainburgでドナウ河に流れ込む約71kmの川です。
マルヒフェルト運河はマルヒフェルト運河システムの一部です。
マルヒフェルト運河システムはドナウ河の水をマルヒフェルト地域に流し、自然地下水の維持と農工業の水使用の持続確保、水害防止、自然の中でのくつろぎを主な目的とした、国とNiederösterreichのプロジェクトです。
川の写真を見ると冬を感じますが、右はむしろ秋のようですね。
右の写真に見える山は地元でよく知られている標高358mのBisamberg (ビスアムベルク)で、ここには ELISABETH-HÖHE (エリザベート・へーエ)があります。
この時は16:30ぐらいですが、冬至からひと月以上も経っていますので、日が長くなっていることが実感できます。
この辺りもとてもウィーンの街とは思えない長閑な風景です。
右は夕日が沈む時で、奥に見えている山はカーレンベルクです。
この後はもう見る見るうちに日が沈んでいき、あっという間に見えなくなってしまいました。
この日にも多くの人とすれ違いました。