今年の冬は現時点までは去年と比べるとかなり暖かいです。
日中の気温は一度もマイナスになっていません。
実際には風が冷たい日も多く、街中を歩くと体感的にはもっと寒く感じることはあります。
私の場合はもう皆さんに案内しながら歩くことが多いですから、あまり寒さは感じません。
しゃべりながら歩くと、無言で歩くよりも体力を使う気がするので、体が温まってきます。
例えば後ろ向きに歩きながらある程度の声の大きさでしゃべってみて下さい。
結構疲れますよ。
さて、先日今年最初の花としてキバナセツブンソウを話題にしましたが、今日もこの時期によく見られるポピュラーな花を取り上げます。
まだ冬を感じる地面にはつくしのように無数の白い花が咲いているのが見えます。
これはドイツ語でSchneeglöckchen
(シュネーグレックヒェン)、
学名でGalanthus nivalis,
日本語でマツユキソウ(待雪草)です。
ヒガンバナ科でガランサス属(マツユキソウ属)で、スノードロップのひとつです。
Schneeglöckchenは20種類ほど存在します。
ここには薄紫のクロッカスも随所に見られます。
マツユキソウは春を告げる花のひとつとして知られる多年草で高さ5cm~20cm,葉は細く10cmぐらいで青っぽい緑です。
開花時期は2月~3月で白い花を下向きにぶら下がったようにつけますが、写真に見られるものは花がまだ開ききっていません。
花弁は6枚で、3枚が外側、3枚が内側で、内側の方が短くなっています。
遠くから見るとピーナッツのような形をしています。
Glöckchenは小さな鐘という直訳です。
原産は南ヨーロッパということですが、中央ヨーロッパでも多く見られ、ここウィーンではとてもポピュラーなこの時期の花で、公園や庭、茂みなどによく見られます。
写真は2018年2月4日13:00頃の撮影で、ベルヴェデーレ宮殿横の植物庭園で自然に咲いていたものです。