ウィーンのカフェハウス文化は無形文化遺産にも登録されていて、100年以上も続いている伝統カフェハウスが多くあります。
観光中には伝統カフェに行って少しゆっくりするのもお勧めです。
実際カフェでくつろぐわけですが、ウィーンのカフェハウスの場合はそれ自体が観光にもなります。
多くの伝統カフェがそれぞれのスタイルといい意味での伝統的プライドを持ちながら営業していますが、伝統カフェにはそれぞれの空気があります。
それでいてウィーンの"伝統カフェ"に共通するものを持っています。
前置きが長くなりましたが、ウィーンを観光で初めて訪れた時にシェーンブルン宮殿に行かない方はほとんどいないと思います。
このシェーンブルン宮殿には正門から入ってすぐ左の建物の中にチケット売り場がありますが、そこにはカフェが入っていて、シーズン中はテラスも出しています。
場所的に目立つのでここに来た多くの観光客の皆さんが座っています。
私は国家ガイドとして仕事をしていますので、シェーンブルン宮殿は自分の庭のような感覚で毎日のように、また1日に2回来ることもしょっちゅうです。
私がここに来た時によく行くのは前述したカフェではなくRESIDENZ(レジデンツ)です。
このカフェRESIDENZが現在改装中で、残念ながら入ることができません。
カフェRESIDENZは、宮殿を正面に見て、左側に接続された建物にあります。
ここのカフェは外から見えないので、ここにカフェがあること自体が気付きにくいです。
ここのテラスもありますが内側に出されているので、正門からは全く見えません。
私はここの常連の一人で、ここには多くの同僚やこの界隈に住んでいる地元の人、そしてもちろん観光の皆さんも訪れます。
ここが残念ながら現在今年1月19日から改装中でクローズしています。
左上の写真はカフェの入口付近で、改装中の断り書きがあります。
右上のカフェの店内ですが、工事現場となっています。
ここのカフェは地元で有名なカフェ モーツァルト、ラントマン、Hofburug(ホーフブルク), Museum(ムゼウム)同じ系列で経営が一緒です
そのため、このシェーンブルン宮殿敷地内にあるRESIDENZはとても質のいいカフェなのです。
でも・・・
カフェハウスは改装中でも、営業はしています。
その場所はこの建物の地下 にあるHofbackstubeです。
右の写真み見られる可愛らしい内装であるここはApfeslstrudelshowが定期的に行われいてる空間です。
ここでは本来提供されているものよりは、限られてはいますが、数種類のカフェや軽食を楽しむことができます。
カフェで働いしていたボーイさんも場所を移動してここで働いています。
スペースが狭いのが欠点ですが、カフェはオープンしていますから席があればくつろげます。
この改装工事は2月半ばに終了予定となっています。
どのような内装になるのか楽しみです。