クリスマスにマルヒフェルト運河をちょっと散歩(2017年)

昨日から街中で活躍したクリスマスイルミネーションが外されました。

カレンダーでクリスマスは終わっても、ウィーンの街はクリスマスの空気が年末から年明け・・・1月6日までは感じられました。

クリスマスツリーはたいてい1月6日までは飾られていますし、クリスマス市が終わっても、それがそのままニューイヤー市として続きます。

年末、年始をウィーンで過ごす方もクリスマスのような空気を感じることができます。

 

しかし長くウィーンで生活をしていると、クリスマス前の混雑、盛り上がりと年末から年明けの時の混雑と盛り上がりでは明らかに違った空気が流れていることがわかります。

 

こちらのクリスマスは静かです。

祝日ですが、週末の空気とは明らかに違います。

うちは24日家族でクリスマスを祝って、25日、26日とのんびり過ごしました。

ここ何年も暖かいクリスマスで、10℃前後という日中の気温で、ホワイトクリスマスとは程遠いものでした。

天気がよく青空が広がる、ちょっと春らしいクリスマスでしたが、25日は天気が良かったのでちょっと外に出て郊外を散策しました。

 


 

こちらはこのコーナーですっかりお馴染みとなったMarchfeldkanal・・・マルヒフェルト運河です。

マルヒフェルト運河は、Niederösterreichから、ウィーンの北側を通り、再びNiederösterreichのRußbachに流れ込んでいる全長約18kmの川のような水路です。

ちなみにRußbachは、Niederösterreich のWeinviertelを流れ、Hainburgでドナウ河に流れ込む約71kmの川です。

マルヒフェルト運河はマルヒフェルト運河システムの一部です。

マルヒフェルト運河システムはドナウ河の水をマルヒフェルト地域に流し、自然地下水の維持と農工業の水使用の持続確保、水害防止、自然の中でのくつろぎを主な目的とした、国とNiederösterreichのプロジェクトです。

 

運河と言っても実際にここを歩くとわかりますが自然の川のようです。

この川の両側に散策コースが整備されていて、のんびり散歩している人や自転車で走っている人が多くいます。

ここには様々な鳥や魚などの生き物も生息していて、ホタルやビーバーも見られます。

左上の写真にはビーバーの巣が見られます。

 


 

うちがこのマルヒフェルト運河に来る時はウィーン21区の有名なホイリゲ街であるStammersdorfの界隈から入ります。

ここにはStadtwanderwegと呼ばれるウィーン市が定めているハイキングコースの5号線があったり、またEuro Vero(ユーロヴェロ)というヨーロッパのサイクリングコースもあり、長閑な風景が広がっていて、とてもウィーンにいるとは思えません。

この日は12月25日のクリスマスでしたが、天気が良かったので多くの人がここを歩いていました。

 

 

 

 

 

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