ウィーンの街はヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ王朝の居城であり、そのハプスブルグ家のもとに歴代神聖ローマ帝国の皇帝やローマ王の称号が長らくあったわけですから、帝国の都だったわけです。
様々なものがリンクしていてとても奥が深い街であり、私は"ヨーロッパ文化が凝縮した街"という表現をよくしています。
そんなウィーンの街には団体ツアーでも個人旅行でも繰り返し来られる方が多く、初めてウィーンに来た時にはすぐに感じることができないウィーンの魅力が徐々に広がっているのがわかります。
さて、去年11月にアメリカの大手出版社のCondé Nast Traveler(コンデナスト・トラベラー)がウィーンをヨーロッパで最も人気ある街に選んだことが掲載されていました。
300.000以上の旅行ファンに出したアンケートを集計した結果です。
特に、文化、荘厳な建造物の項目で多くの票を集めたということです。
さらにザッハートルテのようなスイーツや食文化でも高得点を挙げたということです。
ウィーンがヨーロッパでは1位ということでしたがベスト10はどうなっているのでしょうか?
右の表がヨーロッパでベスト10にランクされた街です。
1位ウィーンの次に2位はフィレンツェ、3位はブリュージュとなっています。
個人的にフィレンツェもブリュージュも好きな街なのでこの結果には肯けます。
7位にはモーツァルトの街であるザルツブルクもランクされています。
ザルツブルクも行く度に人気あるんだな~ということはいつも感じます。
スイスのルツェルンも綺麗ですね。
日本ではかつて定番であったパリやローマもランクインですが、それ以外の街の方が上位にランクしています。
1. ウィーン | オーストリア |
2. フィレンツェ | イタリア |
3. ブリュージュ | ベルギー |
4. バルセロナ | スペイン |
5. ルツェルン | スイス |
6. パリ | フランス |
7. ザルツブルク | オーストリア |
8. マドリード | スペイン |
9. ニュルンベルク | ドイツ |
10. ローマ | イタリア |
オーストリア国家公認ガイドとして年間を通して多くの皆様に様々な案内をしている私にとって、この結果は非常に納得できるものであり、もちろん大変嬉しく思います。
ランクされている街は全て、歴史とその街独自の美しさを持っていることがわかります。
でも私にとってはウィーンが最高です!