社会は1月2日より普通に動き始めていますが、一昨日の1月6日のHeilige Drei Königeまでクリスマス休暇を取る方も多いです。
1月6日は土曜日、昨日7日は日曜日でしたので、実際には今日から仕事を始めようという人が多いと思います。
ウィーンの場合は学校も今日から始まります。
昨日はイエス・キリストが生まれ、イエスを拝みに東から星に導かれてやって来るシーンを表したWeihnachtskrippe(ヴァイナハツクリッペ)をいくつか紹介しましたが、Weihnachtskrippeと言えば、やっぱりここも話題にしたくなります。
それはウィーン旧市街一角のミノリーテン教会に毎年出されるWeihnachtskrippeです。
ミノリーテン教会は個人的に好きなゴシック様式の教会で、王宮のそばにあっても閑静な広場の一角にあります。
ここのゴシック様式のアーチも素敵で中世の面影があります。
またこの教会にはレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐のモザイクがあることでも知られています。
この教会の主祭壇に向かって右側にスケールの大きなWeihnachtskrippeが飾られます。
このWeihnachtskrippeはとても手が込んでいて、登場人物が一部動く演出もされていて、見るものを別世界に誘い込みます。
ベツレヘムの生活風景が演出されていて、イエスとマリアは一番左側にいます。
水も流されていて、そのせせらぎの音が心地良さと敬虔さを与えてくれます。
左はイエス、マリア、ヨゼフのシーンです。
見えにくいですが、イエスが籠の中にいることがわかります。
左上の写真を見て下さい。
イエスが置かれていません。
でも1枚目の写真にはちゃんとイエスがいます。
実はこの写真は2017年12月15日に撮影していますが、この時にはまだイエスが生まれていないから・・・・という教会の方の説明がありました。(たまたま教会の人がここにいたので聞きました)
12月24日の夜にイエスが生まれるので、その時にここに出されますよ・・・と言われました。
1枚目の写真はその後、2017年12月27日に撮影したものなのでイエスがいるわけですね。