カレンダーではクリスマスが終わっても、街中はクリスマスツリーが飾られていますし、イルミネーションなどもそのままです。
つまりクリスマスの習慣はまだ続いている・・・ということですね。
こちらは1月6日まではクリスマスツリーを飾る習慣となっていますので、それまではクリスマスの空気を感じます。
でも盛り上がったクリスマス市の多くは12月23日で終わり、シェーンブルン宮殿や市庁舎のクリスマス市は12月26日が千秋楽となりました。
そもそも26日までクリスマス市が出ているというのは例外中の例外であり、観光ポイントということや経済効果が理由です。
実際にはクリスマスの雰囲気を味わえるのは12月23日までになります。
24日のイヴ、25日のクリスマス、26日のStefanitagの街中は静かです。
さて、次の日27日・・・昨日から"Neujahrsmarkt"・・・ニューイヤー市が始まる所があります。
こちらはシェーンブルン宮殿のNeujahrsmarkt (ノイヤールスマルクト)です。
ここのニューイヤー市は今年で8回目を迎え、12月27日から1月1日まで10:00~18:00まで開かれていますからたった6日間です。ニューイヤー市と言っても実際にはクリスマス市とほとんど変わりません。
クリスマス市の屋台がそのまま引き継がれて営業します。クリスマスツリーだってそのまま飾られていますね。
クリスマスツリーの前には、Ein glückliches neues Jahr "幸せな1年となりますように"というクリスマスカードによく書かれる言葉が見られます。
こちらは年賀状を出す習慣はなく、代わりにクリスマスカードを出すわけですが、そこには"クリスマスおめでとう! 来年もいい年でありますように" というような言葉を書きます。
昨日は朝8:30にはシェーンブルン宮殿に着いて、すぐにグランドツアーを御案内した後、宮殿から出て来た頃にちょうどこのニューイヤー市がオープンしました。
雰囲気はクリスマス市と全くと言っていい程変わりません。
クリスマス市の屋台全てがニューイヤー市としてオープンしているわけではないので、数件の屋台は閉まっていますが、売られている内容はクリスマス市とは大差がないのでプンシュもそのまま提供されていて飲むことができます。
左の写真では閉まっている屋台が見えますね。クリスマス時期に来られなかった方も雰囲気だけでも十分味わえます。
シェーンブルン宮殿のニューイヤー市を紹介しましたが、ウィーンではここを含めて7カ所で市が楽しめます。
行き易いのは王宮ミヒャエル広場のK.u.K.Silvestermarkt,マリア・テレジア広場のSilvesterdorfだと思います。