昨日はSpittelberg(シュピッテルベルク)のクリスマス市を話題にしました。
ここのクリスマス市は石畳の細い路地に小さな屋台がたくさん並んでいて、バロック様式の家並みとマッチした昔ならではクリスマス市です。
日本からの観光の皆さんがここに来ることは非常に少ないと思いますが、何年か前には夜ここを訪れるクリスマスツアーシリーズがありました。
さて、このSpittelbergには地元でも知られている名物ポテトパンケーキがあり,私も毎年クリスマス市が出ている時には何回も食べに行ってます。
ここのパンケーキには"SPITTELBERGER ERDÄPFELPUFFER"(シュピッテルベルガー・エルトエプフェルプッファー)という特別な名前が付けられています。
右の写真はシュピッテルベルクにある、これが売られているスタンドです。
"ERDÄPFEL"はオーストリアでよく聞かれる言葉で"ジャガイモ"という意味です。
街中には焼き栗スタンドが多くあり、たいてい"Kartoffelpuffer"と呼ばれるジャガイモのパンケーキが売られています。
でもこのシュピッテルベルクのジャガイモのパンケーキは全くスタイルが違います。
ここは夕方以降は特に混んで、長蛇の列になっていることがあります。
シュピッテルベルクのクリスマス市は12:00からオープンなので、これを食べるためにだけ、私は午前中の仕事が終わってからここに来ることが多いです。
この時間帯は待つことがほとんどないからです。
こちらがSPITTELBERGER ERDÄPFELPUFFFERです。
細く切られた繊維のようなジャガイモとジャガイモを潰したものがミックスされてからっと揚げられます。
こちらでは"knusprig"という言葉でよく表現されています。
大きさは通常の屋台で売っているKartoffelpufferよりも1.5倍ぐらいの大きさで、外側がサクッとした食感でありながらも中身は柔らかさを感じます。
これには塩とニンニクが少し入っています。
写真なので残念ながら味をお伝えすることはできませんが、くせになる味です。
次の仕事がある時にはプンシュは飲みませんが、仕事がなければこの味とプンシュでしょう。
これを食べるのなら早い時間に行った方が並ばずに済みますが、シュピッテルベルクのクリスマス市はやっぱり薄暗くなってからの方が素敵です。