今年のアドヴェントは去年と比べて一番短いのがちょっと残念です。
12月3日がアドヴェントの第1日曜日、そして12月24日クリスマス・イヴが第4日曜日となります。
このクリスマスシーズンにウィーンに来られる方は年々多くなっています。
特に週末は物凄い混雑となります。
ウィーン市はアドヴェント4回の土曜日には旧市街、6区、7区、8区、9区へのバスの規制をしていて、事前に許可証を申請しなければ走行できないようになっています。
これは2006年から実施されていて、毎回仕事をする時には気にしています。
さて、ウィーンの街中にはもみの木を売る業者が出始め、クリスマスがどんどん近づいていてるのを感じます。
今日はAm Hofのクリスマス市を御紹介しましょう。
Am Hof はウィーンの旧市街地の中で、建物に囲まれている広場としては一番大きく、ローマ時代からの重要な広場で、長さ110mx60m(短い所は約30m)です。
中世の頃1155年、バーベンベルク家のハインリヒ2世がここに宮廷を置いたり、ハプスブルク家のフランツ2/1世がオーストリア帝国を宣言した場所でもあり、 映画「第三の男」でも登場したりと話題が多い広場で、中央には黒のマリア像が立っています。
ここのクリスマス市は"Weihnachts Markt Am Hof"という名前です。
ここで重要な建物のひとつが、左上の写真に見られるAm Hof(アム・ホーフ)教会です。
イタリア的バロック様式の正面が美しくライトアップされています。
これを背景にしたプンシュスタンドがやはり混み合っています。
この広場のそばにはFreyungのクリスマス市もあり、この場所はシュテファン大聖堂や国立オペラ座から離れているため、場所柄観光の皆さんよりも地元人で賑わっているクリスマス市です。
ウィーンの街はヨーロッパ文化が凝縮した街・・・という表現を私はよくしていますが、歴史あるウィーンの街中の・・・さらに歴史ある場所でのクリスマス市は本当に情緒があります。