クリスマスがどのくらいしたら来るんだろう・・・とワクワクして待つ時期のこのとをアドヴェントと言いますが、今年は12月3日が第1日曜日で、12月24日のクリスマス・イヴがアドヴェントの第4日曜日となり、この時期を楽しむ習慣が少し短いのが残念です。
街中にはクリスマスツリーが売られ、日に日にクリスマスツリーを買って行く地元の人が見られると同時に、クリスマスプレゼントを早く見つけないと・・・といった地元の人の忙しい空気を感じます。
クリスマスツリーが街中に売られ始めると、一挙にクリスマスが近づいて来る感じがしますね。
今年は11月17日ぐらいからクリスマス市が出始めましたから、あっという間にもうひと月ぐらい経ったことになります。
クリスマス市が出ている時のウィーンの街はまた特別に素敵です。
今年もSchloss Hofのクリスマス市、市庁舎のクリスマス市、シェーンブルン宮殿のクリスマス市、ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市、シュテファン大聖堂のクリスマス市、カールス教会前のクリスマス市、マリア・テレジア広場のクリスマス市、Freyungのクリスマス市、Steyrのクリスマス市を話題にしましたが、もう少しクリスマス市シリーズを続けます。
こちらは王宮のミヒャエル広場にあるクリスマス市です。
ミヒャエル広場はコールマルクトの延長上にあり、Herrengasseと交差したローマ時代から存在している歴史的にとても重要な場所で、ミヒャエル教会、ロースハウスなど見どころも多くあります。
ここのクリスマス市は "k.u.k. Weihnachtsmarkt am Michaelerplatz"という名称で、王宮のミヒャエル宮を背景に、、かなりこじんまりしています。
このミヒャエル宮のライトアップも素敵ですが、そこにこの景観に溶け込むようにしてクリスマス市が立っています。
"k.u.k."というロゴはマリア・テレジアが最初に用いたものですが、フランツ・ヨーゼフ1世もこの称号を用いて、かつての帝国時代の面影を偲ばせます。
左上の写真にはミヒャエル教会が見えています。
ここは王宮という重要な観光ポイント、歩行者天国のコールマルクトがあることから必然的に観光客が多く集まっています。
ここを通ることが頻繁にありますが、他のクリスマス市と比べて空いていることが多いです。
美しい街並みを見ながらここにたたずんでプンシュをゆっくり飲むのもいいですね。