マリア・テレジア広場のクリスマス市(2017年)

クリスマスが近づくにつれて、街中はかなり忙しくなっています。

クリスマスプレゼントを早く選ばないと・・・なんていう空気が伝わってきます。

年間を通してクリスマスが一番重要な行事です。

こちらはクリスマスは家族と過ごすのが一般的です。

プレゼントも家族それぞれに買うことになるので数が多くなるわけです。

家族の中でも自分にとっては一番大事な人にはそれなりのプレゼントになるでしょうし、形式的に何か買わないと・・・ということもあるでしょう。

小さい子供がいる家庭ではChristkind(クリストキント)に自分の欲しい物を手紙に書かせて、夢を持たせます。

こちらはサンタクロースがプレゼントを持って来ることは絶対にありません。

オーストリアではChristkindがやって来ます。

クリスマス市も一般的には"Christkindlmarkt"と呼ばれています。

 

さて、今日はマリア・テレジア広場のクリスマス市の様子です。

 

国立オペラ座からリンク道路をちょっと先に行くとヨーロッパ三大美術館のひとつにも数えられている美術史博物館があるマリア・テレジア広場にもクリスマス市が出ています。

ここは美術史博物館と自然史博物館の荘厳な建造物が両側に立ち、リンク道路を挟んで王宮が、そしてリンクとは反対側にはMQがあり、広場の中央にはマリア・テレジア女帝の像が立っています。

右の写真は美術史博物館がライトアップしていて、いい雰囲気です。

 

 

広場の中央に立つ、マリア・テレジア像もライトアップしています。

今年2017年はマリア・テレジア生誕300周年記念の年で、特別展やウィーンフィルのニューイヤーコンサートでもこの広場が登場しています。

この女帝の像を囲むようにして多くの屋台が出ています。

ここは地元の人よりも観光客が多く集まるようです。

美術史博物館を見学してから、ここでプンシュを飲んでちょっと気晴らし・・・いいですね。

 

 


 

ここのプンシュカップは今年はちょっと嗜好が変わり、サンタクロースをイメージしているのでしょうか。

実際にクリスマス市に行って買いたい物があるかというと、そうでないことの方が多いと思います。

それぞれのクリスマス市にはそれぞれの空気がありますから、そこでプンシュを飲みながら語り合ってこのクリスマスの雰囲気を街並みと共に楽しみます。

そこで偶然買いたい物が見つかったら買えばいい・・・こんな軽い気持ちです。

このウィーンの街に流れるクリスマスの空気がいいです。

 

 

 

 

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