アドヴェントの第2日曜日も終わって、クリスマスまであと2週間を切りました。
先週の金曜日はMairaempfängnis(マリアエンプフェングニス)という祝日でしたが、ウィーンの街中ではもみの木を売る業者が出始めました。
もみの木を売る業者が出ると、クリスマスがもうすぐそこまで来ているな・・・と実感します。
クリスマスのデコレーション、多くのクリスマス市、イルミネーションなどこの時期ならではウィーンの街は歩いているだけで楽しいですね。
歩き疲れたらちょっとクリスマス市の屋台によってプンシュを飲んでひと休憩もこの時期ならではの楽しみです。
さて、今年もウィーンの街中のイルミネーションをお届けしましょう。
今日は3大歩行者天国のイルミネーションです。
こちらはケルントナー通りです。
たいてのガイドブックではウィーンの一番の目抜き通りと紹介されていて、国立オペラ座とシュテファン大聖堂を結んでいます。
ウィーンを個人で観光する人はここを何度となく歩くと思います。
3大歩行者天国の中では一番長く、ローマ時代から存在していた歴史ある通りです。
ここは銀河のように垂れ下がるカーテンのようなイルミネーションの中には大きな4つの星が輝いていて、それが左右交互に取り付けられています。
そう言えば10月25日付でここのイルミネーション取り付け作業を話題にしていました。
こちらはグラーベンのイルミネーションです。
Graben (グラーベン)はケルントナー通りとシュテファン大聖堂の間にあるStock im Eisen Platzからコールマルクトまでの約300mで、広場のような通りで、ウィーンでは最も美しい歩行者天国です。
ローマ時代ヴィンドボナの頃は堀になっていた所なので、堀=Grabenということです。
ここのイルミネーションは鳥が羽ばたいているような雰囲気で、左右の建物に全部で10個取り付けられています。
イルミネーションがない通常のグラーベンも美しいですが、この時期はひと際印象的です。
多くの人が立ち止まって写真を撮っています。
アドヴェント時期ならではのプンシュスタンドにも多くの人が立ち寄っています。
こちらはコールマルクトです。
3つの歩行者天国では一番短く、200mぐらいの通りで、グラーベンとミヒャエル広場を結んでいます。
ここもローマ時代から存在してい通りで歴史があります。
ここには高級店が多く並んでいることで知られ、有名なDEMELもあります。
ここのイルミネーションは無数の星が天から降り注いでいるような演出となっています。
写真ではほとんど確認できませんがずっと奥には王宮があります。
ウィーンの3大歩行者天国を始め、主要な通りのイルミネーションは毎年同じスタイルです。
毎年クリスマスの時期になるとこのイルミネーションを見ることになるのですが、同じイルミネーションを何回見ても決して飽きることはなく、むしろ新鮮にクリスマスを意識することができます。