早いものでアドヴェントの第2日曜日となりました。
ウィーンの街はクリスマスが近づくにつれて、少しづつ忙しくなっていきます。
それはクリスマスプレゼントを買う地元の人、クリスマス時期のウィーンを見たい観光客の皆様や街中に出始めたもみの木を売る業者の姿などなど・・・毎日観光案内をしている私は、それぞれの場所での微妙な空気の変化を感じ取っていて、刻々とクリスマスが近づいていることがわかります。
そんな街中に行き交う人々の姿を眺めながらプンシュを飲むのもいいですね。
プンシュはどこのクリスマス市でも好んで飲まれています。
今日はシュテファン大聖堂のクリスマス市の雰囲気をお届けします。
ウィーンのシンボル的存在であるシュテファン大聖堂は素晴らしいゴシック様式で、街の真ん中に立っています。
このシュテファン大聖堂を祭壇側の方へ向かって囲むようにクリスマス市が出ています。
シュテファン大聖堂のクリスマス市は今年11月17日が初日で、私は初日にここで今年最初のプンシュを飲みました。
大聖堂の周りの路面舗装工事も終わって、新しくなった広場での最初のクリスマス市です。
大聖堂を背景にするようにクリスマスツリーが立てられていて、時間と共に色が変わるライトアップされた大聖堂が幻想的です。
この場所はケルントナー通りとグラーベンが交わる所にあり、また地下鉄1号線と3号線が通っていることもあって、いつも多くの人が行き来しています。
場所的にいいので、仕事帰りの地元の人が多く集まるクリスマス市です。
シュテファン大聖堂の南塔や主祭壇側の奥に向かってクリスマス市の屋台が多く並び、大聖堂を様々な角度から見ながらクリスマスの雰囲気を楽しめます。
シェーンブルン宮殿のクリスマス市やベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市のように大きな宮殿の前に出ているクリス市とはまた雰囲気が全く違います。
左上の写真は大聖堂側からグラーベン方面を眺めています。
クリスマスツリーの奥にはHaas-Hausのクリスイルミネーションがかなり目立っていますね。
右上の写真は大聖堂の裏側界隈です。
それぞれの屋台のイルミネーションはゴシック様式のトレサリーで、シュテファン大聖堂のクリスマス市だけに見られるスタイルです。
ほのかにライトアップされたシュテファン大聖堂を見ながらのプンシュはいいですね。
右上の写真は高さ約137mの南塔を見上げています。
塔の先もライトアップされていますね。
このようなクリスマス市でちょっとのんびりしながらウィーンの歴史を見つめる時間も大事です。