クリスマスのこの時期は街中を歩くだけで何かこうワクワクしますね。
年間を通して皆様に色々な御案内をしているわけですが、このクリスマスの時期はクリスマスの成り立ちや習慣、キリスト教との関連など・・・この時期ならではの話をよくしています。
この時期は街中にもクリスマス市が多く出ていますので、クリスマス時期のウィーンはまた一味違います。
クリスマス市と言えば今年はSchloss Hofのクリスマス市、市庁舎のクリスマス市、シェーンブルン宮殿のクリスマス市という順番でここに掲載しましたが、シェーンブルン宮殿のクリスマス市が出ればやはり次はベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市でしょうか。
ベルヴェデーレ宮殿もシェーンブルン宮殿と同様、頻繁に訪れる観光スポットで、重要なバロック建築であることで知られています。
"バロック建築"ということをテーマにすれば、シェーンブルン宮殿以上に評価が高い宮殿で、上下宮2つの宮殿が庭園を挟んでいます。
ここは現在オーストリアギャラリーという重要な美術館となっていて、2012年クリムト生誕150周年祭をきっかけに、毎日のように入場観光することが多くなり、クリムト中心とした御案内を頻繁にしています。
ここからのウィーン中心に向かっての眺めがとても印象的なので、美術館を見学しなくても写真ストップに寄ることも多くあります。
このベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市は"WEIHNACHTSDORF"というタイトルでマリア・テレジア広場、ALTES AKH、SCHLOSS HOFを含めた計4つの市のひとつです。
今年で14回目ということで歴史は浅いですが、あまり混んでないことと、美しい宮殿を背景にした空間がいいですね。
歴史的建造物を背景にしたクリスマス市の雰囲気は素敵です。
決して広くありませんが、市庁舎のようなごった返した空気は全くありません。
去年までは可愛らしい壺のようなプンシュカップでしたが、今年から上の写真に見られるようなちょっと変わったプンシュカップに変わりました。
過去も様々なプンシュを飲みましたが、私は結局オーソドックスなオレンジプンシュを飲むことが今は多いです。
美しい建物を眺めながら、まるでカフェに座っているかのようにちょっと落ち着いてプンシュを片手にウィーンの街に漂うクリスマスの空気を感じるのもいいですよ。