12月に入ってクリスマスがもっと身近になってきました。
12月3日の日曜日がアドヴェントの第1日曜日となり、うちも夕食の時にアドヴェントクランツに最初のロウソクを灯しました。
アドヴェント時期の観光もウィーンの街中を歩くだけで何かこうワクワクしてきて楽しいですね。
お客様が違うので同じ場所を何十回と御案内することになり、クリスマス時期の習慣について何度も色々な御案内をするわけですが、クリスマスのこの時期はこの時だけしか話題にならないことが多いですので楽しく仕事をしています。
何十回同じ所へ行く・・・ということであれば真っ先にシェーンブルン宮殿でしょうか。
ここは午前、午後と1日2回、それぞれ別のお客様と来ることがしょっちゅうです。
このシェーンブルン宮殿のクリスマス市はここを訪れる観光客だけでなく、地元ではとても人気があり、ウィーンだけでなくオーストリアの地方からも多くの地元人や学校単位で多くの子供達が訪れています。
シェーンブルン宮殿のクリスマス市は今年11月18日が初日となりました。
2015年のシェーンブルン宮殿のクリスマス市は暗くなってからライトアップやイルミネーションで演出された光景でしたが、今年は昼間のクリスマス市です。
クリスマスツリーが宮殿前庭中央に立てられて、それを囲むように楕円形的に屋台が並びます。
写真は午前中10:30頃で、オープンしてまもなくの光景です。
それでも結構人出があります。
青空を背景にした宮殿のマリア・テレジアイエローは素敵です。
歴史的建造物を背景に開かれているクリスマス市は地元では人気があります。
観光客が多く集まる重要なスポットですが、地元の人は歴史的背景を詳しく知らなくても、(もしくはもう忘れてしまっている)ウィーンにこの建物があるというちょっとした誇りを持っているように感じられます。
最もウィーンの街は歴史的建造物が多く建ち並んでいるので、ウィーンのどこのクリスマス市も街並みや建造物とうまく共存しています。
クリスマス市を見ても正直な所、買いたい物があるか・・・と言うとそうではないかもしれません。
その時に偶然何かいい物が見つかれば・・・みたいな感覚です。
一番大事なことはこのクリスマスの雰囲気を味わうことでしょう。
それぞれのクリスマス市にはそれぞれの空気があり、しかし"クリスマス"という共通のテーマがあるわけです。
旅も終盤になったツアーのお客様からよく、もうクリスマス市は色々な所で見て来たので・・・とか売られている物も似通っているので・・・という声を聞きます。
確かにそうかもしれません。
しかし、その場所に行ってこのクリスマスの時期の、その場所のクリスマス市の空気を感じるのがいいわけです。
シェーンブルン宮殿は今年も他とは違う白黒のプンシュカップです。