ウィーンはかつての帝国の都であり、荘厳な建造物が立ち並ぶ上品で優雅な歴史ある街ですが、ウィーンをちょっとでも離れると長閑な美しい風景が広がっていて、街中とは違い、オーストリアの本来の姿である豊かで美しい自然を手軽に楽しむことができます。
私も時間があると家族と色々な所に出かけていますが、今日はやはりうちのお気に入りである郊外のスポットをひとつ話題にします。
ウィーン国立オペラ座からヴァッハウ渓谷方面へ85km弱車で走った所に地元で知られた様々なスタイルの庭が集まった大きなテーマパーク "Kittenberger Erlebnisgärten"があります。
Erlebnisgärten(エアレープニスゲルテン)は体験ガーデンというような日本語訳です。
この場所はLangenloisの行政区に入るSchilternにあり、自然の中に50近くの様々なスタイルの庭が迷路のように並んでいて本当におもしろいです。
左上の写真はこのテーマパークの入口で、ここから入ると綺麗に美しく整えられたガーデニングショップがあり、そのショップ通りながらさらに奥の入口へと進みます。
中にはカフェなどがあり、それを抜けると窓口があります。
入場料が大人9.90ユーロかかりますが十分払う価値があります。
園内に入ると様々なスタイルの庭が迷路のように並んでいるのですが、しかしそれぞれが干渉することなく、独自の空間を演出していて歩いているだけで楽しいです。
トスカーナスタイル、自然岩庭園、ステップ庭園、バイオ池庭園、アジア庭園、野菜庭園、蓮の花庭園、バラ庭園、家族庭園、夏庭園、虹の庭園、農家風庭園、ポルトガルファイアー庭園、ハーブ庭園、冒険の庭園、フィットネス庭園・・・とにかく色々なスタイルの庭があります。
自然の中に作られているので、右上のような長閑な風景も楽しめます。
TullnにあるDIE GARTEN TULLNもおもしろいですが、こちらKittenbergの方が自然的で、それぞれの庭園がお互いにあまり見えないような構成になっていて、その場所に行くとその庭園のテーマと空気をより強く感じられると思います。
この庭園の広さは50.000m²以上もあります。
上の写真に見られるように子供達にも絶大な人気がある滑り台やいかだ、遊び場や迷路などもあり1日楽しめます。
この滑り台はマットを使って滑ります。
実際は子供達だけでなく大人も楽しむことができ、競争して滑る人がたくさんいます。
私も子供と何回も楽しみました。
オーストリアは観光で知られていなくても、地元で有名なスポットがたくさんあります。