11月1日はAllerheiligen(万聖節)というキリスト教の祝日でした。
日本で言えば御盆にあたるわけですね。
多くの人が墓地に行き、花輪を飾ったり、ロウソクを灯したりと年間を通じて墓地が一番華やかになる時です。
ウィーンで墓地と言えば真っ先に中央墓地が出てきます。
ここは多くの音楽家が眠っていることと、映画「第三の男」に登場するラストシーンの並木道があることで有名です。
年間を通してこの中央墓地にはよく行きます。
特に音楽をテーマにしたツアーの時には必ずと言っていい程ここが入っています。
ここは墓地ですが公園みたいで、のんびり散歩したくなるような所です。
今年の4月に春の中央墓地を話題にしましたが、今日は秋の中央墓地を少し紹介します。
11月12日の午前中に中央墓地に行きました。
10年以上やらせて頂いている高校の研修ツアーの皆様と3日間一緒で、初日の朝一番で中央墓地に行きました。
週末の日曜日の朝ということもあり、墓地にはほとんど人がいませんでした。
この日は雨模様の雲が多い天気で、この時はまだ雨は降っていませんでした。
左上は中央墓地の一番知られた場所ですね。
右上はそこからちょっと奥に行った所です。
芝生の上には黄葉した落ち葉が多く見られ秋を感じます。
墓地の至る所に見られる並木道も秋を感じさせてくれます。
こちらは北海道よりも緯度が高いので、日本の紅葉の美しさとは違い、黄色やオレンジ色が多く見られます。
この時期は街中の公園を歩くよりも中央墓地の方が素敵だと思います。