ウィーンの三大名物料理と言えば Wienerscnitzel(ウィーンナーシュニッツェル)、Tafelspitz(ターフェルシュピッツ)、Ziwebelrostbraten(ツヴィーヴェルローストブラーテン)が真っ先に挙げられるでしょうか。
それ以外にも多くのウィーン料理があり、また地元料理だけでなくイタリア料理、ギリシャ料理、日本食など国際色豊かなレストランもたくさんありますからバラエティーに富んでいます。
でもウィーンに来る多くの人は地元の料理を食べようと思われます。
観光でも地元料理が食べられるレストランについて聞かれることもとても多いです。
食事だって旅の楽しみです。
でもウィーンはドイツ語ですから個人でレストランに入ってちゃんと注文して満足のいく食事ができるかとなるとそれなりに敷居が高いかもしれませんね。
でもそれだって経験です。
レストランではきっと英語などで親切に対応してくれます。
さて、このコーナーでも前述した名物料理以外でも地元の料理をいくつか話題にしていますが、今日はまた別の地元料理についてです。
こちらはFiakergulasch(フィアカーグラーシュ)です。
以前ここでGulaschsuppe(グラーシュスープ)を話題にしましたが、これはパプリカを利かせたコクのあるビーフシチューのようなものです。
たいてい一口サイズの柔らかい牛肉(場所によっては豚肉、羊肉)が入っていて、ジャガイモやタマネギなども柔らかく溶け込んでいます。
Gulaschは同じような味ですが、もっと大きな柔らかい牛肉がいくつか塊のように出されるメイン料理です。
このGulaschには様々なバリエーションがありますが、このFiakergulasch(フィアカーグラーシュ)はウィーンの定番料理のひとつで目玉焼き、焼いたウィンナー、ピクルスが添えられます。
場所によってはSemmelknödel(ゼンメルクネーデル)がつくこともあります。
私は個人的にFiakergulaschは好きで、たまに食べたくなる味です。
玉子焼きとウィンナーの組み合わせもおいしいです。
ちなみにFiaker(フィアカー)というとウィーンでたくさん走っている馬車のことを指します。
似たようなウィーン料理としてEiernockerlやKümmelbratenも参照して下さい。